2018年8月18日土曜日

2018-08-18 リムパック2018



http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/07/#a002053
2018.7.23
「Kyle Mizokami 記者による2018-7-18記事「Watch an Ex-US Navy Ship Sink Under a Hail of Rockets, Missiles, and Torpedoes」」
・ニューポート級戦車揚陸艇ラシンRacineを使ったSINKEXが実施された。
・海自のP-3CはECMを喰らった。
・米陸軍がグレイ・イーグルとアパッチを派遣して標的を確認し、アパッチがデータを転送した。
・米陸軍はノルウェーのNSMを1発、陸自は12式地対艦ミサイルを4発発射、すべて命中した。
※P-3Cは通信を妨害されたのだろう。P-3Cのデータリンクは配備時はリンク11だったが、これがアップデートされているのかどうかは分からない。そして12式は米陸軍からなら、ちゃんと目標のデータを貰えることも確認された。アメリカは「P-3Cのデータリンクが古すぎる。更新しろ」というメッセージを送ったのだろうか。
・米陸軍は5発のGMLRSを発射した。しかしGMLRSの射程は43nmだが標的は海岸から57nm離れているのだ。ひょっとして射程90nm(166.6km)のTC-GMLRSを使ったのだろうか。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/07/#a002057
2018.7.27
「朝雲新聞によれば、米陸軍のHIMARSは海に向けて放っただけという。北朝鮮かよ!」


H27概算要求-その2_SSMへのリンク搭載に見る陸自作戦構想の変化
kuon-amata.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/h272-9b46.html
2014.9.23
・12式や88式が長射程なのは、陸から遠く離れた目標を攻撃するためではなく、捜索レーダ以外のシステムを内陸に隠して生残性を高めるためのもの。
・だから地対艦ミサイルにリンクを搭載すれば存在意義が変わる。
※実際捜索レーダが無くてもリンクがあれば遠距離の攻撃が可能であることを示した。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/08/#a002062
2018.8.3
・リムパック2018では計6発のハープーンが発射された。特にオリンピア(SSN717)からの発射は注目された。なぜなら過去20年以上もアメリカのSSNはハープーンを撃ったことがなかった。
・またLRASMも1発発射された。


(2018.8追記)
2016年度予算の概要
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2016/yosan.pdf
p.10
「○ 陸自へ戦術データリンク機能を導入し、海・空自及び米軍と協同対艦戦闘体制を構築」
「・ 戦術データ交換システムの整備(端末装置)(1式:4億円)
陸・海・空自及び米軍間におけるリアルタイム性が高い目標情報等の共有を実現するため、
陸自地対艦誘導弾に連接する戦術データ交換システムの端末装置取得経費を計上」
※イラストではデータリンクとつながったSSMから敵艦艇に向けてミサイルを発射している。今回のリムパックではこれが実現されたことを確認できた。