2018年9月11日火曜日

2018-09-11 AK-47


※2018年現在、「The AK-47: Questions About the Most Important Weapon Ever」はまだ翻訳されていないようだ。

https://web.archive.org/web/20101125072235/http://podcast28.blogzine.jp:80/milnewsblog/2010/10/index.html
(軍学者 兵頭二十八 の 軍事ニュース要約 "ポッドキャスト28 ミリタリーニュースブログ")
●カラシニコフはずっと芝居を演じていた。AK-47はドイツ捕虜の設計???【2010-10-13作文】
一。
 Erin McCarthy 記者による2010-10-12記事「The AK-47: Questions About the Most Important Weapon Ever」。
  新刊です。『The Gun: The AK-47 and the Evolution of War』は、NYT戦場特派員の C.J. Chivers の力作。
 元海兵隊の小隊長でもあった歴史好きのこの著者に『ポピュラーメカニクス』誌がインタビューしたよ。
 2001にアルカイダの学校テキストを調べてあっとおどろいたのさ。すべて、第1ページは、AK-47の扱い方から始まっていたんでね。
 それで、同業者や先輩にも勧められ、10年近く前から本書の執筆準備にとりかかったわけだ。
 ソ連が原爆をマスプロしはじめたのと、AK-47を量産に移したのが、同じ1949だったんだよね。
 シナ以外のほとんどの国で取材してきたよ。米国内ではペンタゴンの文書の秘密解除の交渉をするのがしちめんどうくさかったね。
 Mikhail Kalashnikov 本人にも何度も会ってみた。彼はソ連体制の中でサバイバルしてきたじいさんだから、正体を掴ませない。キャラクターと仮面が混然となってしまっている面白い男さ。
 それでやっと分かったのは、彼は農奴階級出身で無学なプロレタリアートの一傷痍兵士なんかじゃなかったってこと。ソビエトの宣伝だったんだ。彼はカネモチ階級の出身さ。そしてまた、発明の天才でもなかった。彼は、巨大な設計集団の中の一人でしかなかったんだ。
 スターリンによる大粛清の直後だったので、ソビエトは、あたらしい体制のヒーローを創出したくてたまらなかった。カラシニコフは、歳回りが若く、その候補としてピッタリだったというわけ。キャラで選ばれたんだ。まあ、運命だね。
 AK-47の中の真に重要なパーツの発明に貢献した有能な技師はどうなったか。逮捕され、反革命罪で起訴され、重労働の刑に処されてしまった。
 いまだにこの関係のアーカイブは全部公開されていないので、真相は解き明かせなかったよ、
 世界のプロパガンダの歴史が書かれるとしたら、「カラシニコフ伝説」は、最も成功した一つだろうね。※オレもすっかり騙されていたな。
 しつもん。あなたはこの本の中で、AK-47の発明こそは、ソ連の原爆発明に匹敵する、戦後世界変革要素だった——と、言いたそうですねえ。
 同年にマスプロが始まっていて、どちらもスターリンの肝煎りだからね。
 ソ連の核は、世界の国境を固定した。全面戦争を抑止した。
 ソ連のAK-47は、あらゆるレベルの暴力を多彩化したね。
 西側は、核の拡散防止には大きな努力を払った。だがAKの拡散には注意をしなかった。その結果はどうなった?
 ところであなたの身の回りに、潜水艦によって殺された親戚や友人、います? では、AKで殺された知人は?
 現実世界に与えている悪影響は、比較にならないわけです。そこに公式な注目が集らないのは、おかしいでしょ。
 ソ連は最初に、ドイツのシュツルムゲヴェールと対戦しなければならなかった。そのインパクトが大きかったので、じぶんたちの同格対抗品をつくって持とうとした。
 AK-47の設計はね、発明じゃないんだよ。あくまでも改善品なんだ。ドイツの突撃銃のね。
 例によってスターリンは、複数チームに競作させた。互いに、いくつも、試作品をつくらせてね。ものすごく熱心に。1943頃からのドイツ情報を受けて、そのコピーではなく、そのコンセプトをより簡素に実現したソ連版をね。
 Mr. Potato Head のオモチャを知っているだろう。「立体福笑い」だね。各チームは、入手可能なあらゆる部品(の案)をチョイスして、ひとつの銃をつくってみる。それを繰り返したわけだ。
 しかもドイツの降伏後、ソ連はシュツルムゲヴェールの設計に関与していたドイツ人を1人ソ連国内に連行して、カラシニコフが所属していた武器工場の近くの捕虜収容所にブチ込み、そいつを厚遇して協力させていたのさ。
 だからAK-47は、じつのところは「独ソ合作」品だったんだよ。これはソビエトとしては隠さなければならない秘密だよね。
 米国はAKタイプの突撃銃の採用が遅れた。これは米陸軍には独立戦争当時からの伝統の誇りがあって、「長距離マークスマン」という自己キャラクターをもっていたからだ。
 ※シュツルムゲヴェールが西部戦線には東部戦線ほど回されず、最前線の米軍は独歩兵には基本的に戦車で応対したのでMG42ほどには脅威を覚えなかったこと。米軍にはジープとウェポンキャリアがあったので重い小銃弾薬をふんだんに最前線まで推進できたこと。これが理由だろうね。
 AKが出来の良い銃だという話すら、真実ではないんだ。AKは共産圏の計画経済によってマスプロされたろ。ユビキタスに見かけるから、あたかも名銃のように思われているだけでね。もしリヒテンシュタインで発明されたとしたなら、誰も評価してくれず、いまごろ、忘れられていたろうね。その程度のレベルでしかない。
 しつもん。でもベトナム戦争中のM-16はひどかったじゃないですか。あなたのは、フェアな比較ですかね。
 僕は M16A2 を 1980s から 1990s にかけて海兵隊で持ってたけどね。実弾射撃でジャムったという話を、いちども聞いたことはないよ。
 AKは、ちょっと射距離が伸びると、もう当たらなくなるんだ。これは良い銃とは言えないんだよ。
 ※この本は一次資料がてんこ盛りみたいだから、どこかの体力ある出版社で訳刊したら有意義だよ。


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■ 新刊ご紹介
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/02/#a001955
2018.2.10
「 並木書房さんから、ゴードン・ロットマン氏著、床井雅美氏監訳、加藤喬氏tr.の新刊『AK-47ライフル』を頂戴しましたので早速拝読。」
「 カラシニコフ氏の前半生についての大きな謎、「捕虜のドイツ人技師からどのくらい助けてもらったのよ?」には、今の段階でも最終回答が出ちゃいないようだな、と感じました。
 シュツルムゲヴェールと内部システムが違っていることは、ドイツ人の設計関与がなかったことを保証しませんからね。」


2018年9月2日日曜日

2018-09-02 対艦トマホーク

対艦トマホーク


See Tomahawk missile strike a ship
https://www.youtube.com/watch?v=TOfNNyvplWk
2015.2.12
※コンテナを積み上げた仮想ターゲットへの射撃。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/09/#a001880
2017.9.13
「 Sydney J. Freedberg Jr. 記者による2017-9-11記事「Tomahawk Vs. LRASM: Raytheon Gets $119M For Anti-Ship Missile」。」
・トマホークには元来TASMという対艦型があったが、無関係な船に命中してしまう危険性を排除できなかったので90年代末に廃止されていた。
・問題解決のめどがたったので、2015年8月に海軍から開発予算がついた。それまではレイセオンの自社プロジェクトだった。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/05/#a002006
2018.5.23
「 JOHN M. DONNELLY 記者による2018-5-22記事「Navy’s top-dollar stealth fighter may not go the distance」。」
「 トマホーク・ミサイルはレンジが1000海里=1852kmである。米海軍はこれの対艦バージョンを四年後から配備する。」


※TLAM-E = ブロックⅣ をアップグレードする形になると思われる。

2018年8月18日土曜日

2018-08-18 リムパック2018



http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/07/#a002053
2018.7.23
「Kyle Mizokami 記者による2018-7-18記事「Watch an Ex-US Navy Ship Sink Under a Hail of Rockets, Missiles, and Torpedoes」」
・ニューポート級戦車揚陸艇ラシンRacineを使ったSINKEXが実施された。
・海自のP-3CはECMを喰らった。
・米陸軍がグレイ・イーグルとアパッチを派遣して標的を確認し、アパッチがデータを転送した。
・米陸軍はノルウェーのNSMを1発、陸自は12式地対艦ミサイルを4発発射、すべて命中した。
※P-3Cは通信を妨害されたのだろう。P-3Cのデータリンクは配備時はリンク11だったが、これがアップデートされているのかどうかは分からない。そして12式は米陸軍からなら、ちゃんと目標のデータを貰えることも確認された。アメリカは「P-3Cのデータリンクが古すぎる。更新しろ」というメッセージを送ったのだろうか。
・米陸軍は5発のGMLRSを発射した。しかしGMLRSの射程は43nmだが標的は海岸から57nm離れているのだ。ひょっとして射程90nm(166.6km)のTC-GMLRSを使ったのだろうか。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/07/#a002057
2018.7.27
「朝雲新聞によれば、米陸軍のHIMARSは海に向けて放っただけという。北朝鮮かよ!」


H27概算要求-その2_SSMへのリンク搭載に見る陸自作戦構想の変化
kuon-amata.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/h272-9b46.html
2014.9.23
・12式や88式が長射程なのは、陸から遠く離れた目標を攻撃するためではなく、捜索レーダ以外のシステムを内陸に隠して生残性を高めるためのもの。
・だから地対艦ミサイルにリンクを搭載すれば存在意義が変わる。
※実際捜索レーダが無くてもリンクがあれば遠距離の攻撃が可能であることを示した。


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/08/#a002062
2018.8.3
・リムパック2018では計6発のハープーンが発射された。特にオリンピア(SSN717)からの発射は注目された。なぜなら過去20年以上もアメリカのSSNはハープーンを撃ったことがなかった。
・またLRASMも1発発射された。


(2018.8追記)
2016年度予算の概要
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2016/yosan.pdf
p.10
「○ 陸自へ戦術データリンク機能を導入し、海・空自及び米軍と協同対艦戦闘体制を構築」
「・ 戦術データ交換システムの整備(端末装置)(1式:4億円)
陸・海・空自及び米軍間におけるリアルタイム性が高い目標情報等の共有を実現するため、
陸自地対艦誘導弾に連接する戦術データ交換システムの端末装置取得経費を計上」
※イラストではデータリンクとつながったSSMから敵艦艇に向けてミサイルを発射している。今回のリムパックではこれが実現されたことを確認できた。

2018年7月18日水曜日

2018-07-18 おじゃる丸


https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1002515593117949952
2018.6.1
①収録と言われおじゃる丸の声を録ったが本編用ではなく「おじゃる丸人形とか音声商品の声に流用して販売」していた。私も知らされていなかったので「これはなんですか?」と事務所を通じて質問。そしたら生意気だ!黙って言うとおりにしないとアニメ業界で仕事できなくしてやる(松本P音声ママ)


https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1002516510760300545
2018.6.1
②その後収録の話が来なくなった。おじゃる丸スタッフは皆隠蔽している。しかし、18年経ってNHK関連でまた同じ様な事件が事務所関係者に起こったので、今度はしっかり音声や証拠、電話やメール、振り込み指示など押さえ(NHK経営企画に書面を出した)←今ここ出方を待っている


小西寛子のおじゃる丸の降板理由で再燃するNHKの闇と声優業界の枕営業疑惑
http://www.koenote.info/entry/2018/06/07/144826
2018.6.7


おじゃる丸声優、音声の無断流用でNHK告発
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201806080000021.html
2018.6.8


「おじゃる丸」初代声優がNHKを糾弾 法廷闘争も辞さず 小西寛子がツイッターで
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/06/08/0011336285.shtml
2018.6.8


※blogosに問題を扱う記事が載ったが、当日中に消えた。
http://blogos.com/outline/303463/
2018.6.11


https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1009986859483533313
2018.6.22
引用:TOKYO MXテレビ激論!サンデーCROSSのこの場面 よくある「本編用と思い」というスーパーは,分かり易くいうと「おじゃる丸本編しか録っていないのに,何故音声商品があるの?騙し取りしたの?本編から抜いて物を作ったの?」という主旨の発言。尚NHKは否定していない。


https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1009981176440709120
2018.6.22
引用:フジテレビめざましテレビの場面「定例会見で各紙各局が質問しなかった重要部分(①NEPは小西のおじゃる丸音声商品の契約書があると主張。本人が見たがっているのになぜ本人に見せられないのか)(②著作権の執行役松本寿子氏が本人へ会いたくないと言っているのはなぜ?)この二点で全容解明


https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1009983767593680896
2018.6.22
引用:TOKYO MXテレビ激論!サンデーCROSSのこの場面,主張に対しNHK側は,NHK関連会社(制作会社側含む)へ聞取り「そのような事実はないと聞いております)11日広報回答。後「総局長は調査中であると回答」
NEPはその間,小西寛子事務所側へ「当時の契約書がある事を通知」しかし現在も閲覧拒否。


NHK告発の「おじゃる丸」初代声優 「バイキング」に生出演
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00000115-spnannex-ent
2018.7.13
「12日の同番組では、18年前に「おじゃる丸」を降板した小西が自らの音声を関連商品に無断使用されたとしてNHKを告発している問題を取り上げ、同局に出向き、質問状を提出した際の様子を放送。」
時効は20年


(2018.8追記)
【著作権隣接権侵害事件】NHKプロデューサーに脅されて番組降板させられた、おじゃる丸の声優・小西寛子さん、刑事告訴へ
https://snjpn.net/archives/64682
2018.8.27
「出演料はNHK→事務所です。天才テレビくんのギャラも正規事務所が請求しましたが、NHKは手続きをミスか入金ありません。今回の件でわかったことは、つまり、製作会社が私の代理人を騙りNHKから出演料を受けとっていたと言うことになります。勿論その製作会社との私は契約もしていません。」


(2018.9追記)
『おじゃる丸』声優・小西寛子氏が激白、私がNHKに声を無断使用され、告訴に至るまでの全容
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24712.html
2018.9.10
 7月12日の情報番組「バイキング」で、清原博弁護士は既に時効と回答。ただ、この日のバイキングの担当はNHK・Eテレにも関わっている制作会社だった。
 小西氏に事務所関係者が抗議すると清原弁護士は、新たな関連商品が見つかった場合3年の時効は成立していないと訂正。
 猛抗議によって翌13日のバイキングに小西氏は出演。番組当日は弁護士が横粂勝仁に変更。時効は損害及び被害者が知った時から3年で、そういった意味で時効は完成していない可能性はあると見解。


(2018.10追記)
https://twitter.com/HirokoKonishi/status/1049999220516708352
2018.10.10
「NHK関連会社社員が会社名義で買いものをし、その商品は中古店に転売しお金にした。お金は使ってしまったので「ばれると首になる」から「支払いを肩代わりしろ」と渡された請求書(支払わないと取引関係に影響が出るとの由)その合計数百万を肩代わりしろと(^0^;)」


NHK関連会社社員が会社名義で買いものをし、その商品を転売 「ばれると首になる」から「支払いを肩代わりしろ」その合計数百万! 元NHKの「おじゃ丸」声優の小西寛子さんが告発~ネット「自民党の和田政宗議員に相談なされたらいかがですか?」
http://anonymous-post.net/post-2645.html
2018.10.11


【緊急事態】NHKが再起不能になる音声データ公開へ / 声優・小西寛子が横領暴露の準備「受信料ジャブジャブ入るし国民馬鹿だから追及しない的な音声公開する」
http://buzz-plus.com/article/2018/10/17/nhk-konishi-hiroko-voice-data-news/
2018.10.17


【衝撃】NHK関連会社社員が声優に「助けてくれ」と懇願 / 小西寛子がすべて暴露「親身に相談にのってあげたのに実は嘘だった」
http://buzz-plus.com/article/2018/10/19/nhk-bakuro-konishi-hiroko-news/
2018.10.19



2018年7月8日日曜日

2018-07-08 安田純平



ツイッター
https://twitter.com/YASUDAjumpei


記者ら2邦人解放 3日ぶり、バグダッドで解決
https://web.archive.org/web/20150716112829/https://www.47news.jp/CN/200404/CN2004041701004816.html
2004.4?
「イラクの首都バグダッド郊外で行方不明になり、拉致されたとみられていたフリージャーナリスト安田純平さん(30)=埼玉県入間市=と、非政府組織(NGO)メンバー渡辺修孝さん(36)=栃木県足利市出身=の2人が17日、バグダッドで3日ぶりに無事解放、日本大使館に保護された。」


安田純平さん名乗る男性の動画を公開 ヌスラ戦線が拘束か(発言全文)
https://www.huffingtonpost.jp/2016/03/16/junpei-yasuda-movie_n_9482008.html
2016.3.16
「NHKニュースによると、映像を公開したシリア人の男性は「安田さんはアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線に拘束されており、映像は解放に向けた仲介役を務めている人物から16日に入手した」と話したうえで、映像がどこでどのような状況で撮影されたのかについては「分からない」と語ったという。共同通信によると、ヌスラ戦線は日本側に身代金を要求する姿勢だという。」
「安田さんは2015年6月、シリア内戦を取材するためトルコからシリア北西部に越境。しかし、予定していた7月を過ぎても帰国していなかった。」


安田純平さん拘束事件でヌスラ戦線の誤算。身代金目当ての甘い思惑も…
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2016/04/01/63313/
2016.4.1
「安田さんと親交があり、シリア取材も経験し、アフガニスタンで誘拐され5ヵ月間の身柄拘束にあったジャーナリスト・常岡(つねおか)浩介さんが語る。
「安田さんがヌスラ戦線に拘束されているのは間違いないでしょう。私を含め3人が別のルートでヌスラ戦線と接触し、彼を拘束しているという情報を得ています」」


新たな画像ネット上に 28日以降に撮影か
http://mainichi.jp/articles/20160530/k00/00e/030/089000c
2016.5.30
「内戦下のシリアで昨年6月、フリージャーナリストの安田純平さん(42)が行方不明になった事件で、安田さんとされる男性の新たな画像が29日夜(日本時間30日未明)、インターネット上で公開された。男性は「助けてください これが最後のチャンスです 安田純平」と日本語で書かれた白い紙を手にしていた。」


安田純平さんを忘れないで
シリアで拘束され3年。ジャーナリストの仲間として、高校の同窓として想うこと
石川智也 朝日新聞記者
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2018062600001.html
2018.7.1


“安田純平さん”訴え「諦めないで、忘れないで・・・」(18/07/06)
https://www.youtube.com/watch?v=iJAJe28_VtI
2018.7.6
「シリア北部で行方不明となってから約3年余り。フリージャーナリストの安田純平さん(44)とみられる映像を入手した。 真っ黒な背景の場所で語るひげを伸ばした男性。 安田純平さんとみられる男性 :「私は『ジュンペイ』です。」
撮影日は2017年10月17日


※追加
安田純平さん不明3年
https://web.archive.org/save/https://mainichi.jp/articles/20180622/k00/00m/030/147000c
2018.6.21
簡単な年表あり


2018.8.2追加
「今すぐ助けて」シリアで拘束の安田純平さんか ネット上に新映像「疑わしい」の声も
https://www.sankei.com/world/news/180731/wor1807310023-n1.html
2018.7.31
「産経新聞が入手した動画は長さ20秒で、オレンジ色の服をかぶった男性が「私の名前はウマルです。韓国人です」と自己紹介し、「今日の日付は2018年7月25日。とてもひどい環境にいます。今すぐ助けてください」と話している。屋外とみられ、男性の背後には自動小銃を構えた全身黒一色の衣服の人物2人が立っている。」

2018年7月3日火曜日

2018-07-03 RADWIMPS



RADWIMPSの新曲が「軍歌っぽい」と物議 「日出づる国の御名の下に」「気高きこの御国の御霊」
http://blogos.com/article/303062/
2018.6.8
ネットの一部が騒いだ。
2018年4月、ゆずのアルバム「BIG YELL」でも収録曲の歌詞が問題視された。


RADWIMPSの愛国ソング 日本語論より動機考察を 中島岳志
http://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/rondan/CK2018062802000260.html
2018.6.28
中島岳志(なかじまたけし)は東京工業大学教授。
RADWIMPS(ラッドウィンプス)の新曲「HINOMARU」。歌詞はボーカル・野田洋次郎による。
辻田真佐憲は「WEB版現代ビジネス」(6月11日)で愛国ソングとしての完成度が低いと。
小田嶋隆は「日経ビジネスオンライン」(6月15日)掲載の「HINOMARUに詫(わ)びる理由なし」で言葉の誤用を論じた。
野田は2015年に「ラリルレ論」(文芸春秋)を出版。


RADWIMPSに抗議の男、道交法違反容疑で現行犯逮捕
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/26/protest-against-radwimps_a_23468795/
2018.6.27
近くのワールド記念ホールでRADWIMPSのライブが予定されていた。
ライブ会場で抗議活動をする予告がSNSであった。
男女4人が車に乗り込み抗議活動。男は免許証提示に応じず、車を動かそうとしなかったので逮捕。


RADWIMPS抗議デモ、車が特定されてバックが明らかになる
http://netgeek.biz/archives/121368
2018.6.27
デモに使用された車に電話番号(072-675-1999)あり。北大阪合同労働組合の高槻支部。
ウェブサイトには木村真市議、辻元清美議員の名前。
デモの参加者は6人だけ。
木村真については、「森友学園を告発したのは極右だったから潰したかっただけ」と笑いながら話す動画が公開されていた。


http://netgeek.biz/archives/121378
2018.6.27
デモ参加者はなぜか朝鮮学校の無償化を訴えていた。

2018年6月11日月曜日

2018-06-11 新潟知事選挙


新潟県知事選挙のお知らせ
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate04/senkyo/20180610.html
2018.6.10
告示日 2018.5.24(木)
投票日 2018.6.10(日)

https://niigata-kenchiji.jp/common2018/pdf/todokede_joukyou_3.pdf
候補者一覧
安中さとし(安中聡)
はなずみ 英世(花角 英世)
池田ちかこ (池田千賀子)

https://web.archive.org/web/*/https://niigata-kenchiji.jp/common2018/pdf/senkyo.pdf
各候補経歴
はなずみ英世は東京大学法学部、昭和57年より運輸省、平成20年国土交通省総合政策局観光政策課長、平成25年新潟県副知事、平成27年海上保安庁次長(平成30年まで)

自公支持の花角英世氏が初当選
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180611/k00/00m/010/058000c
2018.6.10
投票率は58.25%(前回53.05%)
当 546,670  花角 英世<1>無新=[自][公]
  509,568  池田千賀子   無新=[立][国][共][由][社]
   45,628  安中  聡   無新

アングル:新潟知事選与党系勝利、自民内で高まる安倍3選機運
https://jp.reuters.com/article/niigata-election-abe-idJPKBN1J70AU
2018.6.11
「また、党内で人気の小泉進次郎・筆頭副幹事長が新潟県知事選では応援に行かず「進次郎なしでも勝てた」(与党筋)との声もある。」

2018年6月4日月曜日

2018-06-04 核の傘

■ひさびさにインパクトのある論争本が出た。清水政彦氏著『東京で地熱発電』(並木書房)だ。エネルギー行政を論じたい者が必ず引用する資料となるだろう。【2012-8-4作文】(兵頭二十八 "Podcast28 Mil News Blog")
https://web.archive.org/web/20121010032740/http://podcast28.blogzine.jp/milnewsblog/2012/week31/
(略)
 ※じつは上京して「チャンネル桜」の討論番組に出ちょりました。放映日は今日でしたかな? いくつか「鏡張りの座敷牢」の外側の風景について、ここで補っておきます。オランダ、ベルギー、イタリア、ドイツ、トルコといった非核武装国に関してアメリカ合衆国がさしかけ得る「核の傘」とは、地上配備式の米軍所轄の戦域核ミサイル(かつての地上配備型核弾頭付きトマホーク、パーシングII、ただしどちらも米ソ間のINF全廃条約で全廃済)か、陸上の飛行基地近くの弾薬庫に米兵の監視付きで保管されている航空機投下水爆「B61」(これはいまも存在し、将来もF-35用として整備され続けることは確定)だけです。これ以外の核は、米国の非核の同盟国にとっての「核の傘」たりえません。たとえば、米空母に常に内蔵されている艦上機用の「B61」とか、レーガン政権時代に潜水艦や一部水上艦に搭載されていた「艦艇発射型の核トマホーク」などは、「日本にとっての報復力だ」と外国に信じさせることは到底できない。もし仮りに、オランダの陸上にある米軍の核貯蔵所に敵が核攻撃を仕掛けてきたなら、それはまさしく、国家オランダに対する核攻撃であるだけでなく、米軍に対する核攻撃でもある。だから米軍も大国としてのオトシマエをキッチリつけるべくソ連軍の飛行場や核弾頭貯蔵施設に対して即時同害の核反撃をするし、そのついでに手持ちの「B61」水爆をオランダ空軍所属のF-16にも搭載してやり、「どうぞモスクワに投弾してください」と背中を押してやることにももう何の問題もない情況が生じる。その報復空襲を辞退するオランダ軍パイロットは、いませんよね。だからそのような二国間協定が事前に結ばれて、ちゃんとオランダ空軍に核爆撃訓練もさせているのならば、それは紛う方無き「対ソ核抑止力」となるわけです。おかげで、ソ連はオランダだけを狙った核攻撃を軽々しくは決心できなくなる。やるなら対西側陣営の全面核戦争しかなくなる。これぞ「核の傘」でしょう。ところが米艦艇に搭載されている核兵器は、そうじゃないでしょ。艦載の核兵器は、爆弾だろうがミサイルだろうが、あくまで米軍が米国のために使う核兵器でしかありえないんだから。たまたま外国の港を母港とし、あるいは頻繁に外国に寄港しようが、その他国のための「核の傘」であるわけがない。というのは、それを発射するのは、米軍の提督であり水兵だけ。航空機から投下する水爆と違って、外国人は意思決定にも実行にもまったく参与はできない。オランダ軍人やオランダ政府は、オランダの軍港が核攻撃を受けたからといって、米海軍の艦載核兵器を発射してくれと米海軍の提督に頼むことはできないし、できると対外的に宣伝しても、誰も信用しはしない。それはフィクションだと敵も味方も了解するだけ。軍艦内は、その国旗国の領土なんだから。地上の核弾薬庫は違いますよ。そのホスト国の領土です。そしてそもそも、リアルな危機が高まれば、外地の軍港に重要な米艦がのんびり碇泊などしていません。デフコンの某段階で、核搭載艦(現状では正規空母とSLBM原潜のみ)はぜんぶ、洋上へ姿をくらますことになっている。軍艦の上は、その国旗国の領土であり、そこにソ連軍から核攻撃があったら、それはあくまでソ連と米軍との喧嘩になるだけなのです。米艦のいなくなっている横須賀が中共の水爆弾頭付IRBMで吹き飛ばされても、米空母や米原潜は、北京に核反撃はしません。大連や青島や海南島へは報復打撃するだろうけどね。したがってそんなものは横須賀の住民や東京の住民にとっては、核の傘でもなんでもない。こんな常識を国民に対して隠そうとしているのが日本外務省だ。そして、外務省からそんな説明を聞かれされると信じてしまう、残念な理性しかもちあわせていないらしい「核トマホーク信者」たち。そのほとんどは「親米ポチ」と重なるようだと今回実感したけど、こんなヘンな信者は日本にしかいませんよ。ちなみに核トマホークなんてニクソン=毛密約が履行された1972年には存在しませんし、三沢に対ソ核攻撃用のF-16がやってきたのはレーガン政権時代の1985年4月だ。あれも対ソ用の核打撃力であって、報復力ではない。したがって核の傘でもない。かりに、レーガン時代に、世界の中で東京だけが単発の核攻撃を受けたとき、まったく無事である三沢の米軍のF-16が、日本人の仇を討つために北京なりロシア領なりを核攻撃しなけりゃならない必要なんてどこにもなかったんだから。「日本の核の傘」というなら、それは、東京都下の航空基地、たとえば横田に核攻撃機が常駐していなければ「フィクション」となるのです。その横田の核爆撃任務部隊は、1972年に剥ぎ取られたまま、レーガン時代にも復活していません。誰が剥ぎ取らせたかといったら、それは「ニクソン=毛」密約しかありますまい。シナが東京やモスクワを核攻撃できるIRBMはまさにリアルなものである。しかしシナがニューヨークを攻撃できるICBMは将来も「象徴」でしかないように密約されたのです。そうさせる代償としてニクソンは、日本を核武装させないと約束したと見れば、現在までの諸現象の解釈に矛盾がない。まあ、核抑止を一から考えたことのない人たちには分からないでしょうけどね。天安門でトウ小平は、米国が密約を破棄する気だと悟り、リアルな対米核抑止力を再構築することを決意したが、密約破りというのはシナ人にとってはたいへんなことなので、それがなしとげられるまでは完全に偽装しなければならない。それが当今の「全方位攻勢」のプロパガンダです。敵アメリカをあざむくために、まず周辺国と自国内の少壮軍人を欺いているのです。真の戦力構築作業は陝西省あたりの地下深くで続いている。あと、これは番組中に語る時間がなかったんだけど、シナがこれから完成するとかフカしているSLBMもけっきょく「象徴」「プロパガンダ」でしかありません。そんなもの使い物になるわけがない。これは技術的センス、特に某国の兵器技術の相場値について詳しい人ならば常識。元海将補の人までがこれがわからないというのでは困ったものだ。海南島のSSBNがハワイはおろか南シナ海から一歩も出られっこないことは常識でしょう。中共にとって現実的に入手が可能な、リアルな対米核抑止戦力とは、地下トンネル内を車両で機動する陸上発射式のICBMだけなのです。したがって南シナ海すら、北京の最高指導部にとっては、主戦場だとは考えられていない。「敵を欺き、その前に味方も欺く」演出上の主戦場ではあるけどね。まああの場でオレが一人でこんな話をどんどん展開しても誰もついては来られんようだとすぐ悟りましたから、もうよしにしておきましたのさ。

2018年5月31日木曜日

2018-05-31今理織

2018年5月、NHKディレクターの今理織(こん みちおり)という人が、しばき隊の沖縄支部長(Twitter nos @unspiritualized)なのではないか、という話がTwitterに出た。
その後、アカウントは消失したらしい。


(2018-06-22)
https://kenpouq.exblog.jp/29197942/
※第59回放送フォーラム(2018.1.21)ポスター
今 理織(こんみちおり)
NHK文化福祉番組部
前 沖縄放送局制作
1976年三重県生まれ
「歴史秘話ヒストリア」
「ブラタモリ」
2013年から2017年夏まで沖縄放送局に勤務
2015年8月にNHKスペシャル「あの日、僕らは戦場で」を制作
2017年9月10日放送「NHKスペシャル 沖縄と核」を制作
現在はNHK制作局在籍

2018年1月1日月曜日

2018-01-01 兵頭二十八(古書摘録)


「放送形式」において、2006年1月から「古書摘録」が掲載されるようになった。
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/01/
三國陽夫氏著『黒字亡国』05-12刊。

http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/02/
ノウイコフ・プリボイ著、上脇進 tr.『日本海々戦』上(S8年8月)・下巻(S10年3月)、改造社刊、原題は「ツシマ」
▼岡本功司・著『蟇将軍南喜一』(S46-3刊)
▼ジェフリー・T・リッチェルソン『世界史を動かすスパイ衛星』1994-2江畑謙介 tr. 原1990
▼チェ・ゲバラ『ゲリラ戦争』五十間[いそま]忠行 tr.1967 原1960? 文庫2002?
▼ロマン・キム著、高木秀人 tr.『切腹した参謀達は生きている』1952-1
▼奥田二朗『北海道戦後秘史』S40年4月 ※『北の発言』で引用した箇所は割愛。
▼中村獏『風流交番日記』S30年11月

http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/03/
▼『戦後産業史への証言 三』S53年2月・毎日新聞社pub.
▼『防衛生産委員会十年史』S39年6月・経団連pub.

http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/04/
S42年8月pub.夏文運『黄塵万丈』
▼岸田五郎『張学良はなぜ西安事変に走ったか』1995
▼渡部昇一『昭和史 松本清張と私』2005-12刊
▼国立歴史民俗博物館監修『人類にとって戦いとは』2000-4pub.
▼石田龍城『戀の江戸城史』S9年5月pub.
▼司馬遼太郎『菜の花の沖』文春文庫・新装版 1巻 2000年(6巻まで同じ)
▼安倍公房『榎本武揚』S40=1965年7月pub.
▼トマス・ホッブズ著、田中・重森・新井共訳『哲学者と法学徒との対話──イングランドのコモン・ローをめぐる』2002-4初版イワブン
▼『別冊歴史読本 20 武士と天皇』2005-8pub.
▼林盈六[えいろく]『力士を診る』S54年pub.
▼大木雅夫『日本人の法観念』1983
▼井上昌次郎『動物たちはなぜ眠るのか』H8
▼神坂次郎『元禄御畳奉行の日記──尾張藩士の見た浮世』S59年
▼村上兵衛『昨日の歴史』2000
▼高木彬光『古代天皇の秘密』S61年
▼雄山閣 ed.『文武抗争史』S8年6月
▼『別冊歴史読本 日本古代史[騒乱]の最前線』1998-2
▼近藤好和『弓矢と刀剣』1997
▼ロバート・B・テクスター著、下島連 tr.『日本における失敗』原1951-6、訳刊S27年3月
▼ルヰズ・フヰツシヤア『石油帝国主義』S2年、荒畑寒村 tr.
▼O.J.Clinard著 “Japan's influence on American Naval Power 1897-1917”(初版カリフォルニア大・1947、再販1974 in Germany)
▼『軍事史研究』S11年 vol.4-3号
▼星健之助『支那文化の源とバビロニア』S15年
▼『鉄の博物誌』
▼田中重久『日本に遺る印度系文物の研究』S18年
▼長谷川熊彦『わが国古代製鉄と日本刀』S52年
▼イワノフ&スミルノフ『英米建艦競争』訳S9年
▼レーモン・ルクーリー『フォッシュの回想』洪泰夫 tr.S6年、東京水交社pub.
▼伊東光晴監修、エコノミスト編『戦後産業史への証言 一』S52年
▼国立歴史民俗博物館『動物とのつきあい』1996
▼『京都大学総合博物館春季企画展展示図録~王者の武装』1997
▼小島和夫『法律ができるまで』S54年
▼本間順治『日本刀』S14年
▼ジョン・マクマリー著、アーサー・ウォルドロン編、衣川宏 tr.『平和はいかに失われたか』1997
▼徳永真一郎『幕末閣僚伝』S57年
▼S.J.Deitchman著『アメリカの限定戦略』S41年、上原和夫 tr.
▼河田嗣郎 ed.『時局と農村(2)』S13年
▼堀毛一麿『ペレコープの戦』S9年
▼吉田庚『軍馬の想い出』S54年
▼マキシム・ホーソーン『戦車旅団全滅』S16年、富田邦彦 tr.
▼M.マクルーハン『メディア論』原1964、訳1987
▼海野芳郎『国際連盟と日本』S47年
▼大場脩『江戸時代の日中秘話』1980
▼小野武夫『日本兵農史論』S13年
▼塚本清著『あゝ皇軍最後の日──陸軍大将田中静壹伝』(昭和28年12月刊)
▼ニコライ・トルストイ『スターリン その謀略の内幕』新井康三郎 tr. S59年
▼堀場一雄『支那事変戦争指導史』S37年
▼中原茂敏『大東亜補給戦』
▼日石 ed.『石油便覧1982』
▼『トューキュディデース』小西晴雄 tr.(筑摩書房『世界古典文学全集・第11巻』)
▼石岡久夫 ed.『日本兵法全集・2 越後流』
▼石岡久夫 ed.『日本兵法全集・7 諸流兵法(下)』
▼A・ボイド『中国の建築と都市』S54年、原1962
▼小松茂美 ed.『続日本絵巻大系・17』S58年
▼小松茂美 ed.『平治物語絵詞』S52年
▼機甲会 ed.『日本の機甲60年』S60年
▼飯村穣『兵術随想』S41年
▼陸上自衛隊幹部学校 tr.『枢軸側の大戦略』S31年、原1952?
▼リチャード・マイニア『勝者の裁き』安藤仁介 tr. 1972
▼マシュー・F・スティール『米国陸戦史(上下巻)』1969第6版、T.K.訳、保安隊幹部学校pub.原1909
▼板倉卓造『国際紛争史考』S10年
▼平等通照 ed.『国語に入った梵語辞典』S53年
▼ヘロドトス『歴史』上中下巻
▼池田博行『帝政ロシアの交通政策史』
▼菅井・田代『アメリカ技術史』S24年5月pub.
▼田岡良一『国際法上の自衛権・補訂版』1981
▼津田重憲『正当防衛の研究』
▼星斌夫『大運河』
▼馬場鍬太郎『支那水運論』S11年
▼国分直一『東シナ海の道』
▼高瀬重雄『日本海文化の形成』
▼『春秋左氏伝』鎌田正氏解説
▼『タキトゥス』国原吉之助 tr.
▼『プルタルコス』
▼岩村忍『文明の経済構造』
▼日本歴史地理学界 ed.『日本海上史論』明治14年pub.
▼ジャン・ルージェ『古代の船と航海』
▼ジョン・ランドン・デーヴィス『冬季に於ける機械化作戦』大江専一 tr. S19年
▼外務省調査部第三課『辺疆問題調査第一号』S10年
▼B・Tuchman『愚行の世界史』大社淑子 tr. 1987、原1984
▼フィリップ・ナイトリー『戦争報道の内幕』
▼B.ヴォーチェー大佐『ドウーエ将軍の戦争学説』S14年
▼末永雅雄『武器史概説』S46年
▼G.チャイルド『歴史のあけぼの』
▼G.チャイルド『文明の起源』下巻
▼徳田釼一『増補 中世における水運の発達』
▼加茂儀一『騎行・車行の歴史』
▼金子有鄰『蹄の音』S37年
▼廣瀬清志『統幕議長の地位と権限』1979
▼宮崎弘毅『日本の防衛機構』1979
▼御手洗辰雄『山縣有朋』S33年
▼藤村道生『山県有朋』S36年
▼W・ジャクソン『政治地理学』横山昭市 tr. S54年
▼青田学『金日成の軍隊』
▼『海外国防資料』S42第27号その2
▼堂揚肇『日本の軍事力』S38年
▼『ソヴィエト年報』S29年
▼副島種典『ソヴェト経済の歴史と理論』
▼コリン・グレイ『核時代の地政学』
▼飯田嘉郎『航海術史』
▼H・シュライバー『道の文化史』邦訳1962
▼ケネス・マクセイ編『Tank Facts and Feats』1976
▼秋葉鐐二郎『宇宙開発近未来』1986-12
▼S.Glasstone編、武谷三男 tr.『原子力ハンドブック・爆弾編』1958、The Effects of Nuclear Weapons
▼H・トビン『アメリカ総動員計画』邦訳S16年
▼伊藤博文 ed.『兵政関係資料』S10年
▼アラン・ムーアヘッド『ガリポリ』
▼コルマル・フォン・デル・ゴルツ元帥著、フリードリヒ・フォン・デル・ゴルツ大佐補『国民皆兵論』陸大 tr.大15
▼杉江重誠『ガラス』昭和15年・改訂四版(初版S8年)
▼W.F.Wilonguby “Government Organization War Time and After”『世界大戦における米国総動員概説』資源局 ed. S9年、原1919
▼C.G.Dawes『欧州戦に於ける連合軍軍需補給の実績』S2年
▼ Stephen Possony『今日の戦争』大内愛七 tr. S15年
▼川越重昌『兵学者佐藤信深淵』S18年
▼『眞山靑果全集 第十四巻』S51年
▼田中・藤巻・星野共著『不動明王』
▼矢吹明紀『アメリカン・ポリスカー大図鑑』2003
▼P・J・ヘルツォグ『戦争と正義』小林珍雄 tr.S30年
▼『防大紀要 第四十一輯』S55年・人文科学篇・豊福淳一「カントの国家論」
▼ルヰ・レイノオ『近代フランスに及ぼしたるドイツの影響』佐藤輝夫 tr.S16年、原1921
▼堀川武夫『極東国際政治史序説──二十一箇條要求の研究』S33年 
▼広江源三郎『軍隊社会の研究』大14
▼大村有隣『名古屋城 竝 尾張藩国防の研究』S12年
▼J・F・C・Fuller“The First of the League Wars”『全体主義戦争論』渋川貞樹 tr.S15年、原1936
▼林屋友次郎『佛教の戦争観』S12年
▼細野・他『中米・カリブ危機の構図』S62年
▼東京裁判研究会『パル判決書』上下、講談社、S59年
▼田辺繁子『マヌの法典』S28年、原AD200頃。最古訳は1794英訳。
▼クセノポーン『騎兵隊長・馬術』田中秀央 tr.S19年、原BC365
▼藤沢一孝『明治維新以降 本邦要塞築城慨史』S33年(防研図書館「本土/築城要塞/14」のカードケースを見よ)
▼佐用・森・共著『基地設営戦の全貌』S28年
「ブル等機械化が遅れたのは、失業救済の考慮から(p.135)。※然らず。人夫斡旋親分=地方ボスに頼らないといかなる工事もできない江戸時代のシキタリを陸軍工兵隊が払拭できなかったため。鹿島建設の研究所がそんなこと知らないわけがない。じつに日本の闇。」
▼宿利重一『メッケル少佐』S19年
▼図書文化研究会『世界名著案内・戦争論・闘争論』
▼河辺正三『日本陸軍精神教育史考』
▼藤原彰『軍事史』
▼清水潔『商子』
▼マウロ・カペレッティ『手続保障の比較法的研究』
▼『孫ピン兵法』金谷訳
▼ハウスホーファー、マウル他共著『地政治学の基礎理論』玉城肇 tr.S16年
▼アルブレヒト・ハウスホーファー『欧州事情叢書 第六冊 英国の支那侵入』S15年
▼『経済的ニ可能ナル戦争ノ規模ニ就イテ』
▼今井隆吉『国際査察』1971
▼J・Steinmetzler『ラッツェルの人類地理学』訳1983
▼ジュール・ロワ『大いなる失墜』S42年
▼H・Baldwin『ひしがれた巨人アメリカ』(上)、訳S48年
▼C・J・Hitch『戦略計画と意思決定』
▼朝日新聞社『鉄の博物誌』S60年
▼宮崎市定・他『京大東洋史1 古代帝国の成立』S27初版
▼護雅夫 ed.『東西文明の交流1』
▼石母田正・他 ed.『古代史講座 13』
▼木村正雄『中国古代帝国の形成』
▼『海事史料叢書』第6巻・村上雅房「船行要術」永正2年
▼リデル・ハアト『英帝国崩潰の真因』江本茂夫 tr.S15年、原1939
▼E・H・カー『ナショナリズムの発展』大窪愿二 tr. 初版S27年、原1945
▼内田星美『近代日本の技術と技術政策』1986
▼フラウイウス・ヨセフス『ユダヤ戦記』I~III、新見宏・秦剛平 tr.1975~81、原B.C.75~9
▼『島崎藤村全集・13』「フランスだより」S31年
▼濱口富士雄『射経』S54年
▼筑摩『現代日本思想体系 4 ナショナリズム』1964
▼G・ダニエル『文明の起源と考古学』1973、原1971
▼ロマン・ギルシュマン『イランの古代文化』
▼F・ギゾー『ヨーロッパ文明史』上・下
▼渡辺已之次郎『華盛頓に於る日本の敗戦』大11
▼鈴木兼吉『ワシントン会議に際して』大10
▼常田力『ワシントン会議と永久平和』大11
▼外務省調査部第二課『ドイツと植民地問題』S16年
▼田中広巳「東シナ海と対馬・沖縄」(防衛大学校紀要・第40輯・人文/社会科学編、S55年)
▼石井通則『小笠原諸島慨史(その一)』1967
▼小笠原戦友会 ed.『小笠原兵団の最後』S44年
▼望月小太郎『華府会議の真相』大11
▼小松緑『ワシントン会議の真相』大11
▼永田実『ルーブル』
▼西村文夫『ゴルバチョフ』
▼モルデハイ・アビール『中東に伸びるソ連戦略』1977
▼旅順図書館 ed.『日露戦後三十周年記念 在旅順同役参加者座談会誌』第一回~第三回(S10-12、S11-11、S14-5 pub.)
▼吉田璋也『有輪担架』S15-3
▼毎日新聞社 ed.『海鷲隊長の手記』S19-11
▼エルンスト・ウーデット『戦乱の翼──大戦勃発から終局まで』坂部護郎 tr.S12-8
▼滝口乙三郎『青嶋占領紀念写真帖』大4-5
▼『スターリン全集 第一巻』大月書店、1952
▼ジョージ・Marion『基地と帝国』新山健 tr.1954、原1948
▼片倉藤次郎『英米の空爆原理』S18-11
▼関根伸一郎『飛行船の時代──ツェッペリンのドイツ』H5
▼岩田達『戦捷の哲学的基礎知識』S18-11

http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/05/
▼マーチン・カイダン『アメリカの宇宙基地──ケープ・カナベラル物語』S35-1、朝日新聞社 tr. 原題“Spaceport U.S.A.”1959
▼野一色利衛 tr.『戦争と政治──独逸の世界観教育と指導』S17-9
▼森英『熱帯の荒鷲』S17-9
▼山口・戸井田『石橋物語』
▼杉村陽太郎『果して強国は醒めたりや』大11
▼参謀本部編纂課 ed.『征西戦記稿』M20-5
▼大山誠一『<聖徳太子>の誕生』1999
▼Jane's Infantry Weapons 1985-86
▼清沢洌[きよし]『日本外交史 上・下』S17年、東洋経済新報社pub.
▼東方通信社調査部 ed.『華府会議大観』大11
▼斉藤直幹『国防経済研究』第1号、1936
▼長沼毅『深海生物学への招待』1996
▼西沢利夫『航空機・宇宙産業』S62年
▼シャープ&ウェストモランド『ベトナム戦争に関する報告』S44
▼G・B・マレソン『印度に於ける英仏争覇史』大沢良蔵 tr.S18年
▼『水木しげるのラバウル戦記』1997、初1994
▼マキアヴェルリ『ローマ史論 I、II』大岩誠 tr.S24~25
▼軍事史学会『軍事史研究』vol.1-2号、S11 ※1960から『国防史学』?
▼『国防史研究』No.3、1962・ 佐藤堅司「宮本武蔵の兵法観…」
▼『軍事史研究』No.8、S39 ※「国防史~」からまたまた改名。
▼雑誌『海軍』某号
▼A・M・Kotonev『支那軍事史』1940訳
▼江橋英次郎『航空兵魂』S19-2
▼くろがね会 ed.『海軍報道班作家前線記録 第二輯 闘魂』S18-2(3万部?)
▼尾川正二『極限のなかの人間』1983
▼航空文学会『陸鷲戦記』S17-10
▼アントン・オーホルン『大軍を率ゐて』大2-5
▼小糸忠吾『日本と国際コミュニケーション』他
▼雑誌『選択』バックナンバー ※学生時代に都立日比谷図書館でメモったもの。
▼『明治記念帖 乾・坤』大3-3?
▼宮坂九郎『歴史資料全集 災害篇』S8-3
▼リヒタース『化学戦と軍用動物』新美達郎・他 tr. S20-4
▼兵器学教程? 第11巻「化学」S18-6
▼斎藤恵彦『国際人道法』1988
▼コーリン・マカーディ『世界人口史大観』※未訳? およびマッケンロート『人口論』および大江志乃夫『徴兵制』
▼吉田静一『フランス重商主義論』
▼総合研究開発機構『世界人口の推移に関する調査研究』S57
▼大淵寛『経済人口学』
▼西村文夫『ゴルバチョフ』
▼『アフリカ難民問題』
▼ルーデンドルフ『国家総力戦』S13、原1935初版
▼田岡良一『戦争法の基本問題』
▼田岡『改訂増補 国際法学大綱』(上)
▼P.Blackett『戦争研究』“Studies of War”岸田純之助 tr.S39、原1962
▼藤岡謙二郎『地理と古代文化』S21
▼ジョン・スタインベック“Travels with Charly”1962
▼W.Dornberger『宇宙空間をめざして』
▼『住友金属工業六十年社史』
▼曾村保信『現代史ノート』
▼池田博行『帝政ロシア交通政策史』
▼東海大学文明研究所『文明とは何か』
▼小橋良夫『日本陸軍の秘密兵器』1994
▼F・許[シュー]『比較文明社会論』
▼シャー・リフ『戦争と日本経済』原1940
▼ロイド・ジョージ『世界大戦回顧録』
▼日本輸出入銀行海外投資研究所『ソ連・東欧諸国の経済に関する論文集』
▼ソ連極東及外蒙調査資料『東部シベリアの人口問題』
▼古屋芳雄『近代戦と体力』S19
▼小山栄三『民族と人口の理論』S16
▼Colin McEredy“Atlas of world population history”
▼山下康雄『化学戦と国際法』S18
▼キシンジャー『核兵器と外交政策』
▼『日本海軍燃料史』<上>
▼内務大臣官房秘書課『敵地ノ占領』明治廿八年pub.
▼棺泰彦『日支交通史』上・下、大15・S2
▼大林太良 ed.『戦』S59
▼林巳奈夫『中国殷周時代の武器』S47
▼モスカーティ『古代オリエント史』
▼サイラス・ゴールドン『聖書以前』
▼ウォロシーロフ『スターリン作戦論』松島有司 tr. 1952
▼シュミット・ヘンネル『近代史に於ける政治と戦争』S14
▼メグルーヂャン・他『帝政露国及ソ連邦の対回教徒政策』東亜研究所 tr. S16
▼ムーアヘッド『ガリポリ』S61、小城正 tr. 続き
 ※メモがバラバラに出てきたので分割掲載スマネエ。
▼M.Janowitz編“Civil-Military Relations”1981
▼情報宣伝研究資料 第一輯、G・フーベル『1928年 大戦間に於ける仏国の対独宣伝』参本 tr. 内閣情報部pub.S13
▼James Joll『ヨーロッパ百年史』
▼上法快男 ed.『現代の防衛と政略』S48
▼エドワルド・ベネシ『戦争・外交・建国の憶ひ出』石川湧 tr.S13
▼石割平造『支那城郭ノ概要』支那派遣軍総司令部pub.S15
▼石丸優三『元帥フォッシュ』S5
▼アンドレ・シモーヌ『余は糾弾す』羽田三吉 tr. S16 “J'accuse !”
▼ドゴール『剣の刃』“Le fil de L'epee” S58
▼バイウォター『太平洋戦争と其批判』大15、原“The Great Pacific War 1931-1933”1925
▼八幡一郎 ed.『弾談義』S57
▼Lindley Fraser『プロパガンダ』
▼ジャン・トゥーラ『ヨーロッパの核と平和』戸口民也 tr.1988、原1985
▼大山柏『戊辰役戦史』上下
▼飯田嘉郎『日本航海術史』
▼小林淳宏『核戦略時代の外交』
 1961-9-1、ついにソ連の方が待ちくたびれて水爆実験に踏み切った。「日本の原水協は恐慌状態に陥り、八月の決議にしたがってソ連を『平和の敵』とみなすべきはずなのにそれができず混乱を続けた」
▼石井昌国『蕨手刀』S41
▼小泉久雄『日本刀の近代的研究』S44、初S8
▼伊藤尚『学的に見た日本刀』S19
▼福本義亮『吉田松陰の大陸・南進論』S17
▼木村鷹太郎『古今東西娘子軍』M42
▼ウ・タント『核兵器白書』鹿島平和研究所 tr. S43
▼近藤?『     』※メモ第一枚目が見当たらず。
▼O・ラング『中国の家族と社会 I・II』原1946、訳1953
▼坂井秀夫『政治指導の歴史的研究』
▼池田・志摩『イギリス国防体制と軍隊』
▼金谷治『秦漢思想史研究』
▼青木日出雄『戦略兵器』・他
▼フォーセット“Frontiers”(1921)邦訳
▼飯村穣『続兵術随想』S45
▼ブレジンスキ『テクネトロニック・エージ』直井武夫 tr. S47、原 Between Two Ages 1970
▼松平信輝『騎射』大正写本、国文研蔵
▼丸山国雄『日独交渉史話』日本放送出版協会、S16
▼『都市不燃化運動史』
▼本田喜久夫『戦争と音楽』S18
▼立花次郎『戦争と交通』S18
▼M・シャクリー『古代社会を復元する』
▼西川吉光『現代安全保障政策論』
▼ジョン・オルセン『ウェストポイント物語』
▼陸海軍人民委員部『1929制定 赤軍偽装教令』陸軍航空本部&樋山光四郎tr. S8
▼フラー『制限戦争指導論』
▼ハンス・モーゲンソー『国際政治学』第3版・第8章「国力の本質」
▼増田抱村『国家と人口学説』S17
▼美濃口時次郎『人口政策』S19
▼北岡寿逸『人口政策』S18
▼フォン・ボグラウスキー『古今戦法』伊藤芳松 tr. M34
▼中央経済法研究会・森敦三 ed.『敵産管理の理論と実際』S18
▼産軍複合体研究会『アメリカの核軍拡と産軍複合体』1988
▼池崎忠孝『太平洋戦略論』S7
▼石井洋『日本国防の地政学』S55
▼ブルース・A・ボルト『地下核実験探知』
▼“The effects of atomic weapons”『原子兵器の効果』武谷三男・他 tr.科学新興社1951pub.原1950マグロウヒル。
▼ハーバード核研究グループ『核兵器との共存』
▼倉田英世『核兵器』
▼高榎Ibid.
▼ゴールドシュミット『核開発をめぐる国際競争』
▼ヴァルター・マルムステン・シェリング『戦争哲学』S17、原1939
▼『入営者必携 模範兵講習録 第4号』日本国防協会、S5
▼滝沢正勝 ed.『入営準備 模範兵講習録』第2号、S5
▼大井成元・口述『メッケル将軍の思出』S14-5月、軍事史学会
▼嘉納吉彦『日本航空燃料史』1956
▼白樺会『北樺太に石油を求めて』S58
▼榎本隆一郎『回想八十年』S51、原書房
▼成田精太『ソ連國力の解剖』S24


http://sorceress.raindrop.jp/blog/2006/06/
▼馮承釣『支那南洋交通史』S15
▼『支那水利史』
▼G・チャイルド『歴史のあけぼの』
▼西嶋定生『東アジア史における国家と農民』
▼田名網宏『古代の交通』
▼『井上光貞著作集 第5巻』
▼毛沢東『軍事六篇』上下巻、浅川謙次 tr.1968
▼焦敏之 ed.『(レーニン)戦争論』大橋国太郎 tr.1951、原1940
▼G・ゴーラー“The Americans ── A study in National Character”星新蔵 tr.1977、原1948ロンドン
▼黄昭堂「台湾の民族と国家」(『アジアの民族と国家』所収)
▼山路一善『禅の応用──日露海戦秘録』S16
▼小磯国昭・武者金吉『航空の現状と将来』S13
▼オットー・レーマン・ルスブェルト『国際軍需工業論』杉田一夫 tr. S10
▼H・J・マッキンダー『デモクラシーの理想と現実』
▼月刊『地理』1987-2月号
▼Ferdinand Friedensburg『戦争と地下資源』児玉美雄 tr. S18年
▼正岡猶一『米国膨張論』大3
▼庵崎貞俊『帝国の興亡と石油問題』大9
▼国民対米会 ed.『対米国策論集』大13、読売新聞社
▼N.Golovin『今日の太平洋問題』大12
▼山村喜晴『食糧とエネルギーと軍事』1986
▼A. Ressin著“Une Campagne sur les cotes du Japon”安藤徳器 tr.S5、原1866
▼アルヴァ・ミュルダール『正気への道 I II』
▼五十嵐武士『対日講話と冷戦』
▼ハワード、ケナン、ゲイツケル『ヨーロッパの苦悩』
▼Maxwell D. Taylor著“Responsibility and Response”入江通雅 tr.S42
▼G.H.Hudson“The Far East in World Politcs”木村不二彦 tr.S15、原1939(二版)
▼Paul Reynaud著“Le probleme militaire francais”吉松隆一 tr.S17、原1937
▼金久保通雄『国境』S15
▼L・ハート『軍拡下のヨーロッパ』
▼Z. Brezezinski著“Game Plan”鈴木康雄 tr.1988、原1986
▼R・マクナマラ『世界核戦略論』藤本直 tr.1988、原1986
▼打村広三『アメリカの戦争力』S16
▼今里勝雄『軍備と税制の歴史』新紀元社S29
▼山口平四郎『港湾の地理』S55
▼岩尾久彌『海運より見たる太平洋諸島』S18
▼綾川武治『我が大陸経営失敗の真相』S10
▼A・ヒトラー『完訳・わが闘争』平野一郎 tr.S36
▼陸軍文庫『日本兵器沿革誌』M13
▼偕行社記事 第389号附録 寺田武(陸軍輜重少佐)編述
▼広井勇『再訂 築港 前編』大2、原M40
▼須川邦彦『戦力と船力』S19
▼『倭城 I』1979
▼ホースト・ドラクロワ『城壁にかこまれた都市』1983
▼楊泓『中国古兵器論叢』来村多加央 tr. S60
▼森浩一・他『古代の日本海諸地域』
▼羅哲文『万里の長城』
▼石母田正『古代史講座5』
▼釘本久春『戦争と日本語』S19
▼ナポレオン口述、マルシアン ed.『ナポレオン兵法書・ジュリアス・シイザア戦争論』外山卯三郎 tr. S17
▼望月衛 tr.『ドイツ戦争心理学 第2巻 将校の資質と其の文化業績』S17、原1936


※2006年7月号からメールマガジンとして「読書余論」開始。これは2018年5月まで続いた。
2018年6月より無料化し、武道通信の掲示板に掲載されたが、各所の負荷が高いとして、2018年9月で終了。以降は不定期にブログ等で発表するとされた。(9月分も結局放送形式に掲載された)http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/09/#a002116


2018年9月分
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/09/#a002114

2018年10月分
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2018/10/#002150

2018-01-01 日本の兵器調達関連の報道


航空自衛隊の次期主力機に
https://www.jiji.com/jc/v2?id=20091122F-35_Lightning_II_01
2009.11.22
「政府は航空自衛隊のFX(次期主力戦闘機)に、米国ロッキード・マーチン社のF35ライトニングII戦闘機を選定した。」


↑2009年
--------------------


政府、国産ステルス戦闘機「F3」開発へ 戦後初、エンジン製造にめど
http://web.archive.org/web/20150319160120/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00000000-fsi-bus_all
2015.3.17
「政府は航空自衛隊の戦闘機「F2」の後継機となるステルス戦闘機「F3」(仮称)を開発する方針を固めた。ステルス機用の強力なエンジン(推力15トン)の開発にめどがつき、国内技術だけで高性能戦闘機を製造できる見通しが立った。2015年度からエンジン開発を本格化するのと並行し、今夏から実験機による飛行試験を始める。」


↑2015年
------------------


 日本が7月にF3戦闘機の入札準備、総事業費は最大4兆円規模
http://jp.reuters.com/article/japan-defence-jets-idJPKCN0ZH478
2016.7.1
「防衛省は計画を進めるに当たり、必要な情報を提供する協力企業を7月5日まで募集。手を挙げた企業になるべく早く連絡し、情報提供を求める予定だと、同省関係者は語る。 」
「関係者によると、最終決定は2018年夏ごろに下される見込み。」


米ボーイング、ステルス戦闘機で三菱重工との共同開発提案
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO04938170V10C16A7TI1000/
2016.7.16
「米ボーイングが日本政府と三菱重工業に対し、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、ステルス戦闘機の共同開発を提案していることが分かった。」


20年後に戦闘型無人航空機の実証を目指す 有人機と共闘する戦闘支援無人機を想定
http://wingdaily.exblog.jp/26178561/
2016.9.30
「防衛省は先頃、航空無人機を中心とした将来無人装備に関する研究開発ビジョンを公表、その中で15〜20年後に戦闘型航空無人機の技術実証を行うことをひとつの目標としたロードマップを示した。」


↑ここまで2016年
------------------
↓ここから2017年


F35国内生産初号機公開、技術基盤の向上が課題
http://www.sankei.com/politics/news/170605/plt1706050042-n1.html
2017.6.5
「防衛装備庁は国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X2)を開発、機能を検証している。蓄積された技術を活用し、新たな戦闘機の国産に踏み出すかについて30年度までに判断する方針だ。」


防衛省、F3戦闘機の開発決定先送り検討=関係者
http://jp.reuters.com/article/self-defence-f3-idJPKBN1DD0DC
2017.11.13
「国産を視野に入れた航空自衛隊の次期戦闘機「F3」について、防衛省が開発決定の先送りを検討していることがわかった。2018年夏までに国産・国際共同開発・輸入のいずれかから選ぶ方針だったが、中国が空軍力を増強する中、将来にわたって日本の航空戦力が優位を保つための戦闘機の姿を明確に描けていないためだ。」


長距離巡航ミサイル「国産化」を検討 34年度試作品完成目指す 敵基地攻撃能力保有を視野
https://www.sankei.com/politics/news/171228/plt1712280005-n1.html
2017.12.18
「政府が敵基地攻撃能力の保有も視野に入れ、長距離巡航ミサイルの「国産化」を検討していることが27日、分かった。平成34年度の試作品完成を目指す。」
「政府は30年度予算案に米国製とノルウェー製の長距離巡航ミサイルの調達費を計上した。」


焦点:F3戦闘機の優先順位低下、エンジン試験装置の取得見送り
https://jp.reuters.com/article/budget-f3-idJPKBN1EG08M
2017.12.22
「政府は22日に決定した2018年度の防衛予算案に、将来戦闘機「F3」の国産開発に必要なエンジン試験装置の取得費を計上することを見送った。」


↑ここまで2017年
-------------------
↓ここから2018年


「国産断念との事実はない」F2後継機開発で小野寺五典防衛相
https://www.sankei.com/politics/news/180306/plt1803060012-n1.html
2018.3.6
「小野寺五典防衛相は6日の記者会見で、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機に関し、同省が国産開発を断念したとの報道について「現時点でどのような判断を行うかは何ら決まっておらず、国産開発を断念したという事実はない」と述べた。防衛省が米国や英国の企業に行った情報提供依頼(RFI)は「さまざまな情報を収集する一環で、決してこれをもって国内開発を断念したことが決まったわけではない」とも強調した。」


空自F2後継機、米社がF22とF35両機ベースの開発案打診
https://jp.reuters.com/article/japan-air-force-f2-idJPKBN1HR0ND
2018.4.20
「航空自衛隊の「F2」戦闘機の後継に、米空軍の「F22」と「F35」両方を土台にした機体を開発する案が浮上していることが分かった。両機を手がける米ロッキード・マーチン(LMT.N)が、日本政府に非公式に打診した。」


陸自が海上輸送力の整備検討、南西諸島で機動展開=関係者
https://jp.reuters.com/article/jgsdf-ardb-idJPKBN1I90LH
2018.5.8
「[東京 8日 ロイター] - 陸上自衛隊が、独自の海上輸送力の整備を検討していることが分かった。中国の海洋進出をにらんで発足した水陸機動団などを南西諸島で機動的に展開するため、離島の小さな港に接岸したり、海岸から人員や車両を揚陸できる輸送艇の取得を計画している。実現すれば陸自が初めて船を運用することになるが、乗員育成には5年以上かかることが予想される。」


【電子版】防衛省、空自機「E2D」にCEC搭載検討 イージス艦と情報共有へ
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00474083
2018.5.19
「防衛省は17日、敵ミサイルへの迎撃能力を強化するため、艦艇や航空機の間で標的情報を相互に共有する新たなシステム「共同交戦能力(CEC)」を、来年以降に本格運用する航空自衛隊の早期警戒機E2Dに搭載する方向で検討に入った。同システムを既に運用している米イージス艦との情報共有も可能になり、安全保障関連法に基づく米艦防護などへの活用を想定している。」


陸上イージスのレーダーにロッキード製、取得費2680億円=防衛省
http://www.epochtimes.jp/2018/07/35088.html
2018.7.30
「小野寺五典防衛相は30日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」のレーダーに、米ロッキード・マーチン<LMT.N>の「SSR]を選定したと発表した。レーダーを含めたイージス・アショアの取得費は2基で2680億円。ロッキードは契約から配備までに6年かかるとしている。」
F-2は2030年頃から退役が始まる。
今夏までに国産か共同開発か完成機輸入の中から選択、今年3月にロッキード、ボーイング、BAEに情報提供を呼びかけた。

防衛予算5兆2986億円 19年度概算要求 過去最大に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3443668022082018000000/
2018.8.22
「防衛省は22日、2019年度予算案の概算要求をまとめた。過去最大の5兆2986億円を計上する。18年度当初予算比で2%の増額となる。不安定な北朝鮮情勢を踏まえミサイル防衛を引き続き強化するほか、宇宙監視、サイバー防衛、電磁波を扱う電子戦の3分野の対応能力を高める。8月末に正式決定する。」


次期戦闘機のF22改良版、日本が過半生産
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34481440T20C18A8MM8000/
2018.8.23
「日本が2030年をメドに導入する次期戦闘機(総合2面きょうのことば)を巡り、米防衛大手ロッキード・マーチンが防衛省に提出した開発計画が分かった。同社のF22を主体に改修し、日本企業に開発・生産の分担比率50%以上を認めた。」


「共同交戦システム」開発 23年度に実証試験へ
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00m/010/175000c
2018.10.5
「防衛省は、複数の護衛艦が敵の位置情報などをリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)システム」の独自開発に乗り出す。」


米国防省、日本向けE-2Dを9機のFMS承認決定
http://www.jwing.net/news/5675
2018.10.09
「 米国防省は先頃、総額約31億ドル(約3500億円)に上る日本向けE-2D早期警戒管制機9機のFMS(有償援助)の承認を決定した。米国家安全保障支援庁が9月7日付で議会に承認を申請していたが、これが認められたもの。機体、エンジン、レーダーなどの搭載電子機器のほか地上支援機材、後方支援、訓練など一式を含む。」


F2後継開発、主体は日本 防衛省、中期防明記へ
https://www.sankei.com/politics/news/181105/plt1811050002-n1.html
2018.11.5
「衛省は2030年代に退役を迎える航空自衛隊のF2戦闘機の後継機をめぐり、年末に策定する新たな「中期防衛力整備計画(中期防)」に、国内防衛産業の参画を重視する開発方針を明記する方向で調整に入った。日本が開発主体となることで、防衛産業の基盤維持や戦闘機開発の技術蓄積を図る狙いがある。政府関係者が4日、明らかにした。」


海自が無人攻撃機を導入へ
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12213-20181109-50062/
2018.11.9
「政府は、米国製の無人攻撃機「アベンジャー」を海上自衛隊に導入する方向で検討に入った。日本周辺で活動する中国軍の艦艇や北朝鮮の密輸取引の監視体制を強化する狙いがある。年末にまとめる新しい「防衛計画の大綱」に無人機の活用を位置づけ、2020年代後半に運用を始めることを目指す。」


「いずも」空母化やF35B導入、防衛大綱に明記へ=関係者
https://jp.reuters.com/article/izumo-f35b-idJPKCN1NW0PL
2018.11.27
「政府は12月中にまとめる新たな「防衛計画の大綱」に、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦の事実上の空母化や搭載する最新鋭のステルス戦闘機「F35B」の導入を明記する方向だ。政府関係者が明らかにした。」


焦点:政府、100機程度のF35購入検討 米通商圧力の緩和を期待
https://jp.reuters.com/article/japan-usa-f35-idJPKBN1O30OQ
2018.12.4
「政府は米国製の次世代ステルス戦闘機F35を中期的に100機程度購入する方向で検討に入った。複数の関係筋によると、5年間で40機程度を購入し、その後に60機程度を継続購入。総額1兆円程度の調達コストを見込んでいる。2019年1月から始まる日米通商交渉で、米国が要求するとみられる日本からの自動車輸出削減などで、米側の「配慮」を引き出す効果などを狙っているとの声も、政府・与党内で浮上している。」


日本に新レーダー配備検討=米軍、ミサイル防衛で-中ロの兵器対応、住民反発も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018122300365
2018.12.23
「米国防総省が新型のミサイル防衛用「国土防衛レーダー」の日本への配備を検討していることが23日、複数の同省関係者への取材で分かった。
日本政府とも協議している。2024米会計年度(23年10月~24年9月)中の配備を計画しているが、日本国内のどこに設置するかは未定。青森県と京都府に配備された早期警戒レーダー「TPY2」より強力なレーダーになる見通しで、地元住民から反発が出る可能性もある。」

書籍2018


■イラストレイテッド・ガイド9 現代の対潜作戦
デビッド・ミラー 石橋孝夫訳
1989年2月
ホビージャパン
対潜作戦に使用する兵器の解説。
水上艦艇、原子力潜水艦、在来型潜水艦、固定翼機、対潜ヘリコプター、対潜兵装システム等。
AN/SSQ-517 米海軍のソノブイ
P-2J ジュリー/ジェゼベル音響装置 AN/ARR-52A(V)ソノブイ受信機 HSQ-101磁気探知装置(MAD) APS-80(J)捜索レーダー


■宇宙の戦士
https://web.archive.org/web/20160506062854/http://sorceress.raindrop.jp/blog/2005/06/
"ハインラインは、艦隊と海兵隊についてつぶさに見聞していたはずですが、あえて『スターシップ・トゥルーパーズ』は未来の海兵隊員とはせずに、未来の陸軍空挺隊員ということにして物語を綴っています。海兵隊と空挺部隊は立体戦時代となる将来には別組織にしている意味はなくなるだろうという洞察が働いていたのでしょう。このくらいの想像力の無い人にはおそらくRMAも推進できますまい。日本のSF小説の弱さは、自衛隊の未来の弱さでもあるのです。
 さてげんざい日本で自衛隊に志願するには年齢制限があり、たぶん25歳を過ぎますとよほどの特殊技能がなければ「国軍とはこういう世界なのか」との納得体験をするチャンスは去ります。しかしこの小説は、主人公を一兵卒から下士官、下士官から下級士官(少尉)へ徐々に昇進させることで、軍隊の擬似見学をさせてくれるのです。入隊の時期を逃した民間人どもは必読です。"


■TPP交渉と日米協議 服部信司 2014
2010年3月、アメリカ主導でニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイのTPP4を基礎に8ヶ国による交渉(TPP4+米豪ペルーベトナム)による広域連携協定を目指す交渉開始。10月にマレーシア参加。
もともと2011年11月を期限とした早期妥結を目指していたのである。しかし妥結はせず協定のアウトラインが提起される。
包括的な市場開放:関税と商品・サービス・投資への障害を撤廃する。(p.6)
2011年11月 野田総理が参加に向けた協議に入ることを表明。日米事前協議。2013年4月に合意。
日本表明直後にカナダ、メキシコも参加を表明、2012年7月、承認された。
2013年3月、安倍首相正式に参加表明
2014年4月、方程式合意。方程式は関税の引き下げ幅、期間、セーフガード、関税割当などの組み合わせであり、関税撤廃を前提にしていない。
自民党は2012年12月にTPPについては「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、TPP参加に反対する、としていた。つまり関税撤廃の例外が認められるのなら参加するとも取れる。
「安倍首相は、TPPを「普遍的価値観を同じくする国同士の協定」、すなわち、中国を含まない経済協定=中国に対抗する経済協定の視点で位置づけ、そのTPPを日米同盟に重ね合わせて位置づけているものと見られる。(p.6)
交渉は24分野(物品自由化3分野、ルール21分野)
物品は農産物、繊維製品、その他の鉱工業製品
これら分野の関税の撤廃・削減
物品以外のルールに関わる21分野(知的財産権[知財]、国営企業規制[競争政策]、環境、労働、原産地規制、衛生動植物検疫[SPS]、投資、金融サービス、政府調達[公共入札]、貿易円滑化、電気通信、紛争処理など)


■上がれ!空き缶衛星 川島レイ
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2004/12/#a000407
" p.115 「こういうメカニズムを使いたいから、こういうミッションにしてみる」と考えるのが東工大で、「こういうミッションをしたいが、どんなメカニズムがいいだろう」と考えるのが東大。※公平な評と思う。日本のミリヲタはここで謂われる東工大生タイプが多いために抑止論・戦略論は遅々として深化をして参らぬのである。"


■教皇庁の闇の奥
「ヨハネス・パウルスの周囲には、他の教皇とは異なり、ブルーの制服を着た中央保安局の人員が配されている。これは、この小都市国家の保安警備の実行部隊である。彼らは武装しているだけでなく、万が一教皇が危険にさらされた時は、射殺せよという命令を受けている。そのジャケットの下にかかえているウォーキー・トーキーはローマ市警察の司令部と<Digos>、つまりイタリア反テロリスト対策本部と直結している。その関係者の間では、教皇はあっさりと<ターゲット>と呼ばれている。」
※パレード時


■ヴァーチャル・ライト ウィリアム・ギブスン 訳:浅倉久志 1994 初版
 主人公ライデルが協力警備保障社(インテンセキュア)に勤務していた時に乗っていた六輪の武装ランドローバー。これに付いた名前がガンヘッド。
「フロントガラスの上の内装パネルには、だれかが緑のマーカーで落書きした”ガンヘッド”の文字がある。その名前が定着した最大の理由は、サブレットがそれを気にいったことにある。」(p.15)
「サブレットによると、ガンヘッドは日本のモンスター映画に出てくる戦闘ロボの名前らしい。」(p.16)
 ヴァーチャル・ライト(VL)サングラスは光子ではなく直接視神経に作用する。視覚が失われていても、視神経が残っていれば視覚を回復できる。
 以下訳者あとがき
「ニューロマンサー」「カウント・ゼロ」「モナリザ・オーヴァドライブ」「ディファレンス・エンジン」の翻訳を手掛けた黒丸尚(くろまる ひさし)は1993年春、41歳の若さで病死。
 以下解説 巽 孝之
「ニューロマンサー」の出版は1984年。電脳空間(サイバースペース)という概念はギブスンが考案した。
「記憶屋ジョニィ」の映画化は予算二千万ドルでトライスター配給。
もともと、短編「スキナーの部屋」が執筆されている。邦訳は浅倉久志訳で「ユリイカ」93年12月号に掲載。
「トマソン、それは一定の芸術家が一定の意図をもって製作する芸術作品ではなく、あくまで路上観察者によってのみ発見される芸術、すなわち都市的無意識から生まれ粗大ゴミとの境界領域に位置するような「芸術を超えた芸術」を指す。」(p.332)
 赤瀬川原平「超芸術トマソン」


■これが僕の回答である。 押井守 2004年
 パトレイバー1の予算、1億8000万。
 パトレイバー2の予算、4億円。
 攻殻機動隊の予算は3億円程度。
 GALMは開発だけで8億円も使った。
 AVALONは予算6億。


■戦闘機の戦い方 服部省吾 PHP研究所 1996
 ※F-86を扱っていた。特記事項なし。


■星を継ぐ者 ジェイムズ・P・ホーガン 1977
 ※放射能汚染の心配が無い新しい核爆弾が開発されたこと、全世界の出生率の低下や豊穣によって地球上に均一な社会が出来た。という描写あり。


■ゾンビ日記2 死の舞踏 押井守 2015 角川春樹事務所
 死体を焼却するためには死亡証明書が必要で、死亡証明書の発行は原則的に臨終に立ち会った医師以外には許可されない。事故にあった死者がとりあえず病院に運ばれるのも同じ理由。それ以外の死体は所謂「変死」扱いとなって警察の介入を招くこともある。
 「脳死」は「植物状態」とは異なる。植物状態は大脳の一部の機能が止まっただけで、生物としては生き続けるのだが、脳死は脳が全て死んでいる。しかし心臓は動いているし、他の臓器も働いている。脳死状態の妊婦が出産した例もある。


■週刊 ワールド・エアクラフト 77 2001年4月 デアゴスティーニ
 湾岸戦争ではイラク海軍の艦艇178隻のうち143隻が破壊された。この中にはミサイル艇13隻のうち12隻が含まれる。1隻のミサイル艇はイランに逃走。
 この戦争では「シルクワーム」も使われたが発射が確認されたのは2発で、1発は発射直後に海中に落下したと見られ、もう1発は英艦のグロスターがミサイルで撃墜。


■かくして冥王星は降格された ニール・ドグラース・タイソン 吉田三知世:訳 早川書房 2009年
 1930年2月18日午後4時ごろ、クライド・W・トンボーが冥王星を発見した。
 図1.5 「1932年のプルート・ウォーターの広告。イギリスの11歳の少女が新発見の惑星をプルートと名づけたころ、プルート・ウォーターは下剤としてアメリカで普及していた。」(p.35)
「やがてわたしも理解したのだが、衣服を身に付けているディズニーのキャラクターは、種に関わらず自分のペットを所有でき、そのペットは、場合によっては首輪をする以外、衣服をまったく身に付けないという規則がある。」(p.44)
 冥王星は当初、地球の約18倍の質量を持つ海王星と同じ程度の大きさと質量を持つと考えられていたが、時期がたつにつれてどんどん下方修正された。
 1801年1月1日、イタリアのジュゼッペ・ピアッツィが火星と木星のあいだで太陽の周りを巡るケレスを発見した。その後ケレスは他の惑星に比べてあまりにも小さいことが判明、1802年3月28日にケレスと同じ軌道領域にパラスを発見した。これが「アステロイド」になる。
 1807年までにパラス、ジュノー、ヴェスタが発見、1815年までにさらに11個が特定。太陽系の惑星は18個になり、教科書にも記された。
 これは「アステロイド・ベルト」(小惑星帯)となった。
 冥王星はその軌道空間に、主に氷からなる小さな多数の物体が周回している。カイパー・ベルト。
 2003年にエリスが写真に映っていた(気づいたのは後で、発表は2005年)。直径2400-3000km(冥王星は2300km)
 図6.2 「プラハで開催された、第26回(3年に1度開催)国際天文学連合の総会。出席した2500名のメンバーのうち、総会の最終日(2006年8月24日)まで残った424名が投票を行ない、惑星という言葉の定義を、冥王星を排除するよう変更したものを圧倒的多数で可決し、冥王星を正式に準惑星の地位に降格した。」
 新基準…れっきとした惑星は、その軌道領域において質量の点で支配的でなければならない


■週刊 ワールド・エアクラフト 192 1992年8月 同朋舎出版
B-61から65までの呼称はミサイルに対して使われた。ダグラスB-66は米国海軍のA-3の空軍型。
※戦略空軍の所有する兵器にBナンバーを付けるということなのか?


■NHKの正体 受信料支払い拒否の論理 週刊金曜日4月8日号増刊
(放送番組の企画・制作、販売)
㈱NHKエンタープライズ21
㈱NHKエデュケーショナル
㈱NHKソフトウェア
㈱NHK情報ネットワーク
㈱NHKプロモーション
㈱NHKアート
㈱NHKテクニカルサービス
㈱日本放送出版協会
㈱NHKきんきメディアプラン
㈱NHK中部ブレーンズ
㈱NHKちゅうごくソフトプラン
㈱NHK九州メディス
㈱NHK東北プランニング
㈱NHK北海道ビジョン
(業務支援)
㈱NHK総合ビジネス
㈱NHKアイテック
㈱NHK文化センター
㈱NHKコンピューターサービス
NHK営業サービス㈱
㈱NHKプリンテックス
共同ビルヂング㈱
--ここまで子会社

関連公益法人等
(福利厚生団体)
日本放送協会健康保険組合
(財)日本放送協会共済会
(公益サービス分野)
(財)NHKサービスセンター
(財)NHKインターナショナル
(財)NHKエンジニアリングサービス
(財)NHK放送研修センター
(学)日本放送協会学園
(財)NHK交響楽団
(福)NHK厚生文化事業団
関連会社
㈱日本文字放送
㈱放送衛星システム
㈱NHK名古屋ビルシステムズ
㈱総合ビジョン


■オーストリアの歴史
リチャード・リケット
青山孝徳 訳
1995 初版
p.120
オーストリア政府は1914年7月23日、暗殺からほぼ4週間後にセルビアに最後通牒。条件を24時間以内に受け入れるよう要求。
p.121
セルビアは10の条件のうち7つまでを受け入れたが、オーストリアは7月25日に総動員令を発した。オーストリアはドイツがロシアを思いとどまらせるのでロシアが保護国のセルビアを援助することはないと確信していた。
セルビアの返答が不十分であるとみなしたオーストリアの外務大臣は7月28日付けの対セルビア宣戦布告に皇帝の署名を取り付けた。
7月30日、ドイツがロシアに対して宣戦布告、8月3日にはフランスに対して布告。
8月4日、イギリスが同盟国のフランスを支援するためドイツに宣戦布告。
8月6日、オーストリア・ハンガリーがロシアに布告。
イギリスがオーストリア・ハンガリーに布告したのは8月13日になってから。
p.125
ロシアで1917年3月に革命が起きた。
さらに、ドイツ最高司令部によりスイスから特別に連れてこられたレーニンのロシア到着とともに十月革命が勃発。
p.149
ヒトラーがオーストリアを欲した理由。
個人的な腹いせ(画家として過ごした)。オーストリアの金準備と鉱物資源。南東ヨーロッパへの関門という位置。ヒトラーのチェコスロバキア解体計画にとって不可欠。


■暗黒水域 知られざる原潜NR-1
リー・ヴィボニー&ドン・デイヴィス
三宅真里 訳
全長44.4m
耐圧殻殻長29.3m
直径3.8m
設計潜行能力724m
潜行時排水量 366英トン
水上/水中速度 4.5/3.5ノット
航続力 210人日(名目)
330人日(最大)


■イラストレイテッド・ガイド1 現代の戦闘機
ビル・ガンストン
訳:岡部いさく
昭和63年 ホビージャパン
※1機種あたり2~3ページで紹介。原著は1987年。F-19の項目もある。

2018-01-01 正論クロスライン(兵頭二十八)


※正論のコーナー「クロスライン」における兵頭二十八氏の連載、のメモ。最終回が2012年8月号であることは分かったが、連載がいつから始まったかは未確認。
※「クロスライン」というコーナー内の記事なので国会図書館のデータベースでは検索してもヒットしないと思われる。


2006年4月号
▲皇室廃絶運動の背後史 pp.48-49
 明治政体が海外に認知されて以降、あまたの「皇室実質廃絶」運動が、執拗に内外で画策されてきた。
 ルース・ベネディクトは、「太平洋の島々に散見される神聖首長(Sacred Chief)こそ天皇の原型である」と戦時中にあっさりと言い当てた。
 マル歴=1927年以降、革命の下準備として日本史も記述したいと念ずる人々の歴史観=マルクス主義史観。


2007年4月号
▲電波による選挙干渉を防げ
 もし敵に関する完全な情報を得てから決断を下すのなら、国民はなにも有能な司令官を選挙で選ぶ必要はない。ニートでもできるからだ。愛国的な政治家は「十」の情報のうち三、四しか受け取れない状況で決心しなければならない。
 現実には国政選挙の候補者情報が公平に制限されるような制度は考えられまい。これまでも特定政治勢力を贔屓するマスコミ内部の人間は工作を試みてきた。電波による選挙干渉が一度も実行的に処罰されたことはなく、やり得になっている。
 インターネット選挙運動を解禁し、「衡平」を取り戻さねばならない。インターネットの特徴は、たとえマイナーな発信者であっても、正しき警世のテキストや音声は消えずに残ること。
 インターネット解禁の他に、「不在者投票の即日開票」もやれば、厭でも投票率が高まるだろう。


2009年3月号 
▲「属国日本」の現実 pp.48-49
※田母神俊雄論文ネタ


2010年12月号
▲中共から国境を守るために pp.46-47
 オバマ政権は増長するシナに警告する意味で9月に臨界前核実験を実施。シナはこれに対して長距離弾道弾の実射をやったらしいが失敗したようだ。
 空自はノースロップ・グラマンのグローバルホーク(最新版なら対人監視レーダー、ブロードバンド中継局機能、携帯電話盗聴機能まであり)を調達するようだが、これは海上保安庁にこそもたせるべきだ。
 防衛省と日本の電子機器メーカーは北朝鮮のミサイル監視衛星の代用品としてグローバルホーク級を望んでいるのだが、アメリカでは、雲量が多い極東ではむしろ雲の下を飛行するプレデター級のほうが適任ではないかと考え直している。
 昭和11年に「日独防共協定」が成立すると、東京の内務省にゲシュタポが乗り込み、新聞にドイツの真実が書いてあれば猛然と抗議した。「ナチ」「ドイツ」を「中共」「北朝鮮」「韓国」に置き換えれば今の事態と瓜二つだ。
 内務官僚はエリートのくせにナチにたわいもなく籠絡された。だからこそGHQは内務省を解体した。
 米国はドイツからの間接侵略防止のために破約も年に「外国人代理人登録法」を制定、これを1995年にシナ向けに強化したのが「ロビー活動公開法」。外国の宣伝活動に協力した個人や法人、外国人から接待を受けた者は必ず当局に届ける。これはインターネットに詳細は公表される。

2011年01月号
▲現代中共と「善隣」する術 pp.46-47
 平清盛は武官であると同時に海上運輸利権を持つ一政商であった。だから最後まで海賊(廻船業者)の強固な支持を受けていた。頼朝はこれを駆逐するために地域限定で「三光作戦」を義経に許可した。
 シナ人政商も暴力装置の操縦には長けているのが常で、ただの分官がシナの権力者になるようなことはない。つまり現代中共と「善隣」するのはヤクザとシマをめぐって角逐するのと基本変わらない。
 アメリカは2010年の年次報告で三沢や横田もシナの非核弾道弾や巡航ミサイルで破壊されるだろうと警告、シナ周辺の米空軍基地の耐爆化を急ぐよう勧告している。
 グアムでも地下壕化工事が進められる。
 尖閣諸島侵略を諦めないシナは海上保安庁の船に、民間偽装工作船では法的に対抗できないと悟り、海洋調査船とか警備船などのオフィシャルな「準軍艦」を大量生産して投入してくる。
 2010年のシナの演習では、シナ軍の国内戦略機動には鉄道が便りであること、車両部隊の給油は民間のガソリンスタンド頼みであることが露呈した。
 将来機雷戦で石油タンカーと石炭船が沿岸にアクセスできないようにするだけでシナ軍が麻痺する可能性が暗示された。
 キッシンジャーの「核兵器と外交政策」(1957)は、<挑戦されたときに行使することを恐れるような抑止力など、抑止力ではない>と、ポリシーメーカーに注意を与えていた。米国もヤクザからの脅しには、それにふさわしい対応をすることを北京にわからせるようになっている。


2011年02月号
▲対支防衛の要諦 pp.48-49
 シナには、<先に手を出したほうが圧倒的に悪い>と見做す世知がある。
 大東亜戦争中日本軍が防御する島嶼を上陸戦で征服することができたのは米軍だけ。
 ソ連の千島侵攻は樺太での「降伏命令」さえなければ占守島すらも不可能だった。
 対支防御の要諦は、小部隊の島嶼部常駐である。


2011年03月号
▲海兵隊はどこへ行く? pp.46-47
 米国のゲイツ国防長官は、海兵隊用の新型水陸両用車「EFV」を、事実上キャンセル。同時にF-35Bの開発も数年にわたって停止させることに決めた。北京を訪問する前の出来事だ。このタイミングで対支抑止ににらみを効かせる装備の更新は必要がないという意思を示した。
 1943年以来米海兵隊は敵前上陸用に水陸両用式の装甲装軌車を用いてきた。しかし1950年の仁川上陸作戦を最後に、敵軍の守る海岸を水陸両用車で強襲する作戦は皆無となった。ヘリコプターで歩兵や装甲車を運んだ方がいいからだ。ヘリコプターなら敵の守っていない地域を随意に選んで降りられる。
 ゲイツはMRAPという防爆性能に優れた陸上車を海兵隊にあてがって感謝されている。
 海兵隊には優秀な人間が志願して将校となっている。OBが外交と軍事に通暁した議員になったりするので、「海兵隊という軍種も専用装備も、ヘリコプター時代には不要であろいう」という意見は米国ではいつも圧殺される。海兵隊のプロパガンダは優秀なのだ。
 EFVの価格はM1の2倍以上になってしまった。MRAPを導入したゲイツ長官だけがこれに引導を渡すことができたのだ。
 沖縄海兵隊の装備するAAV7も2019年までには廃用される。
 シナは水上を11~16ノットで浮航できる装甲車や軽戦車を持っている。しかしその程度の速力では重火器や対戦車ミサイルのいい的になるだけだ。国内エンジン・メーカーのレベルが低いので、海兵隊をヘリコプター化することもできないのだ。


2011年04月号
▲航空兵器調達資源の集約・集中を
 シナ空軍は当分、重大脅威とはならない。ネックはエンジン。シナの巡航ミサイルも小型・高性能のエンジンをマスターしていないので射程と速力が両立しない。
 西側では「AESA」と呼ぶ複眼無動式デジタル機載レーダーの性能が向上しつつある。
 AESAは、反射の小さな巡航ミサイルを遠距離から発見して迎撃するために開発投資がなされてきた。そして最近分かってきたのは、米軍のステルス機も「見える」ということだ。
 AESAはペンシル・ビーム状の妨害電波を複数の敵に向けて随意に照射することもできる。従来は電子戦ポッドを搭載していたところだが、AESAなら敵機や敵艦の電子回路にピンポイントで目潰しができる。
 米国は自軍機が搭載する電子戦装備は同盟国にすら売らない方針。米国としては自軍仕様と友軍仕様の数種類のF-35ソフトウェアを用意しなければならない。
 日本は純国産のAESAレーダーと、国産の長射程の空対空ミサイルに資源を集約すべきだ。


2011年05月号
▲高圧直流送電網の整備を pp.46-47
 米国で開発された沸騰水型原子炉は、炉心の水温が上がりすぎると「あぶく」が増加して中性子減速を自動的に阻害して連鎖反応の暴走を抑止する。しかし悪い事態は発生した。冷却材でもある軽水が炉心外へ漏出し、埋め合わせが間に合わず、原子炉の心臓部が運転再開が難しいくらいに焼けただれてしまう。
 「製作できるものは、必ず壊せるだろう。」
 水がガスより重く、隙間があれば漏れ出すという性質を持つのに、日本の軽水炉は皆、海水名よりも高い基礎の上に作られた。本来なら地下か、海中に設けるべきだった(=原潜の原子炉)。これならポンプもディーゼル発電機もなしに緊急冷却用海水を流し込める。
 これから新規に作る原発は、冷却を水に依拠しない、「ガス減速、ガス冷却、ガス駆動タービン」型式にすべきではないか?効率よりもリスク回避を重視して小出力を多数分散配置すべきだろう。
 地震の多い島国で水頼りの原発というコンセプトが根本的に危ういのだ。
 世界中で既に実用されている、HVDC(高圧直流)送電網を全国規模で設置すべきだ。
 函館郊外から下北半島までケーブルは敷設されており、北海道電力と東北電力が相互に電力を融通しあえるようになっている。全国をカバーすることは可能なのに、当事者に<最悪事態の想像力>がなければ無駄な投資と仕分けされてしまう。


2011年06月号
▲「マック偽憲法」黙認のツケ pp.46-47
 シナや韓国が艦艇から発射できる巡航ミサイルは沸騰水型原発の建屋の壁を貫けるし、貫通後に弾頭が炸裂すれば天井裏のプールに貯蔵されている使用済み核燃料は飛散する。それは地面に散らばったあと崩壊熱で自燃し、沃素131やセシウム137を吹き上げるかもしれない。
 反原発派すらこのことを指摘しないのだ。彼らもマック偽憲法に拘禁された囚人なのである。
 少なくとも原発の直近に巡航ミサイル迎撃サイトを設けなければ危険だ。
 本年以降可燃性の木造住宅の建設に一切公的補助や優遇を与えてはいけない。
 送電網も「冗長性」を持たせないといけない。発送電分離のスマートグリッドなど目指すべきではない。
 中部電力や関西電力が東電とは別系統の給電線を地下に構築して東電のユーザー(主に工場限定)に対してデュアル給電できるような法的環境が必要だ。
 豆炭を5kg米袋と同じ寸法の袋に入れれば米屋のルートで末端の消費者に届けられる。寒冷地には豆炭、煉炭ストーブを推奨すべきだ。


2011年07月号
▲「テロとの戦い」の新術式 pp.44-45
 あるキーパーソンを除去、懐柔することで、敵集団内の「分業」がどう変化するか。これは誰にも予測できない。
 ビン・ラディンは米海軍の特殊部隊の急襲によって、一国家が領土内に用立てたセイフ・ハウス内で討ち取られた。これによって世界中の反米ゲリラの活動が已むことはない。しかし諸団体の親玉たちは今まで以上に襲撃、そして裏切り(体外通牒)を猜疑し続けなければならない。敵陣営の「分業」は確実に非効率化されるだろう。
 オバマ大統領はこれかの米政府の世界経営に、新しい術式をオプションとして追加したのだ。
 1986年に米英はリビアのカダフィ大佐の爆殺を試みた。作戦は失敗したが、米英政府はカダフィ個人は狙っていなかったと白々しい釈明をした。この態度が間違っていたのだ。国家後援テロを仕掛けられた場合は被害国は「特定個人を指名した(報復)宣戦」もできるという戦時国際法の新慣行を導入して確立しておくべきだったのだ。
 日本国内でも人災が進行中だ。善意の人民は寄付をするよりは有害な政府を打倒すると公言している政治家諸氏に個人献金したほうが、いちはやく苦しみが解消されるだろう。


2011年08月号
▲軍需メーカーなき日本の無力 pp.46-47
 アダムが土から捏ね上げられたとする「旧約聖書」をうけいれてきた西洋人に、遠隔操縦兵器に対する反感などない。ただ、米空軍の将校団は「飛行士になりたくて空軍に入ったのにリモコンなどいじってられるか」という拒絶反応は強い。
 1990年代、CIA長官のゲイツはCIA予算で無人機時代を強引に開幕させ、CIAを(対テロ専用だが)第五の武装軍に育て、国防長官に転身すると旧四軍の無駄な装備計画を整理しまくった。
 センチネルもCIA予算で開発された。
 世界の兵器ユーザーや災害用ロボットのユーザーは「すぐに使えて役に立ち、できればトレーニングやメンテもいらない」装備とサービスのパッケージを求める傾向にある。もちろん名の通ったメーカーはそういったパッケージを提供している。
 今回の原発事故では海外ロボットメーカーは放射能の危険がある場所にも進出した。サービス根性が違う。


2011年09月号
▲自衛隊基地集約の弊を考えよ pp.50-51
 大東亜戦争中に南方へ輸送船を送るときは、各船に資材を分散し、1隻が到着できなくても支障が出ないようにしたものである。
 今度の震災において、福島第一原発の構内瓦礫除去には、リモコン操縦可能な工兵作業者が適任だが、防衛省ではそのようなものを要求してこなかった。次善の策は「施設作業車(工兵作業機)」だが、自衛隊はこれを持ち込もうとはしなかった。代わりに74式を2両、戦車回収車を1両を運び、機動路啓開隊を臨時編成。
 東京電力は民間のリモコンショベル車を手配して瓦礫を片付け、機動路啓開隊は使われなかった。90式を出さなかったのは「出し惜しみ」だろう。
 ソ連崩壊後、基地人員を整理し戦車を移転集約させている。相模原の戦車部隊が残っていればすぐに投入できただろう。「戦車は分散させてはならぬ」という格言は、逆の上首尾例もあるし、そもそも基地についての話ではない。


2011年10月号
▲体験からのソーラー電灯考
 筆者は北緯41度の函館市内にて、単価5000円以下のソーラーライトを6年もさまざまに比較実験をした。日照時間が短い冬季でしかも曇天が続くようなら、冬の長い夜(13時間弱)に一粒のダイオードを点灯させ続けるのはかなり高コストなパネルが必要である。一戸建ての屋根を前部ソーラーパネルにしても、一戸分の照明をまかなえるかどうか、まして冷蔵庫やクーラーなど…
 外装カバーも紫外線焼けに負けないものが要求される。
 北海道より高緯度に位置するヨーロッパでもソーラー電灯を改良するモチベーションは高い。しかし民家の屋根をソーラーパネルにしようという動きはない。日照に不自由ないタイやベトナムで高性能ソーラー電灯が普及したという話もない。やはり商業電力で光らせる電球にまるで太刀打ちできないのだ。
 オランダの風車事情を連想してしまう。オランダですら風車は商用電源の代用になっていない。
※とにかく自然エネルギーはそんなに当てにならぬということだ。


2011年11月号
▲国防とエネルギー一体の視点を
 3月に発生した東北震災では、BWR(沸騰水型原発)の「使用済み燃料貯蔵プール」の外力からの防護は無いに等しいという共通根本欠陥が露呈した。また、日本とその周辺の1、2の国では「沃素131パニック」が損壊原発を中心とする地域や政府の機能をかなり麻痺させ得ることが判明した。
 巡航ミサイルを使って原発の燃料貯蔵プールを破壊できるのなら、わざわざゲリラ・コマンドを送り込む必要はないのだ。
 原発防災では核戦争で日本の給電網が混乱し外部電源喪失、という状況も設定すべきだ。


2011年12月号
▲極東日本のサバイバル武略
 2007年以降、シェールガスを合理的なコストで採掘する技術が米国で進歩したことで世界各国のエネルギー安保の前提が変わった。日本は天然ガスの輸入先はよりどりみどり。中東のシーレーンが切断されてもガス火力発電所なら運転を続けられる。逆に沖合ガス田の価値は長期的には下がるだろう。
 原油の価値は減らない。米海軍がマラッカ海峡を封鎖すれば戦略備蓄ほぼゼロのシナ軍もシナ政府も破滅するという構図は変わらない。だからシナ政府は一次目標としてボルネオの間接支配、二次目標としてサハリンの領土回収を目指している。シナ近傍で原油を確実に大量に得られるのはここだけだから(詳しくは「極東日本のサバイバル武略―中共が仕掛ける石油戦争」を)。
 なぜ工業は農業より急速に進歩するか。「技術新案の試行蓄積サイクルレート」の違いだ。農業は新技術を年に1回しか試せないが、工業は違う。これは「機体及びエンジン」と「電子機器・搭載兵装」の間にも当てはまる。日本はF-35ではなく、将来大出力レーダーを搭載する余裕のある既成の評判の良い機体にこだわるほうがよいだろう。今ステルスである機体も、明日のレーダーの前にはステルスではないだろうから。


2012年1月号
▲拡散する「人民の通信武装」
 アメリカはインドを「ロシアの仲間」から引き剥がすことに成功したが、今度はミャンマー(ビルマ)を親米に反転させようとしているかに見える。ミャンマーは国境に水力発電ダムを建設して電力をシナへ送るというプロジェクトへの合意を一方的に破棄した。
 ミャンマーでも携帯電話は120万台が普及。この携帯電話が世界の途上国で現地政府に反省を強要し、場合によっては政府を打倒してしまう有力な道具になっている。
 アメリカは通信を政府から検閲されないようにできる携帯電話用ツールとしての特殊ソフトを開発させ、拡散させている。


2012年2月号
▲津軽海峡の領海宣言を急げ
 グリーンランドは10年前は「耕作」など不可能だったのに、今では野菜を栽培できるほど氷河が後退しつつある。
 米国は当面、砕氷船の充実には無関心。調査は原潜が担任してきたから。
 将来は津軽海峡も大混雑だろう。領海宣言を急がないと国際海峡に指定されてしまうかも。


※正論臨時増刊号 2012年2月(金正日の死によるもの)にはクロスライン無し。


2012年3月号
▲サイバー窃盗を防ぐために
いかに職員や社員を教育してもフィッシングにひっかかるうつけ者は組織の中に必ず数%存在する。ひと度防火壁をすり抜ければ中の情報はごっそり転送できる。だから防火壁を高くするという投資は効率が悪い。
 米国はB-52からAESA付の無人機を発進させ、シナの工作機関のビル近傍を通過させてコンピュータを破壊するという「報復攻撃」でサイバー窃盗を懲罰する気だ。
 日本では通信用のコンピュータと仕事用のコンピュータを完全に分離するという対策しかないだろう。データのやり取りの手間があるし、ウィルスでメインコンピュータのデータが破壊されるという可能性もあるが、重要データがごっそり転送されてしまうという事態は避けられる。「防火壁」ではなく、「火避けの空き地」である。


2012年4月号
▲「使えぬ軍隊」の抑止力
 米海兵隊は、敵の全軍を「真っ二つ」にしてやれる場所を上陸拠点として好む。シナ大陸なら山東半島だ。山東省を占領すれば、上海以南と北京以北を地理的に分断してしまえる。
 もしシナ軍がボルネオ島に侵攻しそうな様子を見せれば、沖縄の海兵隊が韓国西海岸の基地にローテーション展開することで「山東半島に上陸するぞ」と無言で脅かすことができるだろう。
 1980年代のレーガン政権もオホーツク沿岸への上陸作戦を匂わせてソ連が西ドイツへ突出できないように牽制したものだ。
 米国政治家はもうシナ兵相手の陸戦を二度もやりたいとは思わない。負ける気遣いは無いが数十万もの敵死体が横たわるので後味と茶の間受けが悪すぎる。つまり海兵隊は対シナでは使えない。海兵隊でもそれは自覚して、リストラの危機だと弁えているので、「上陸作戦をやるのかも」と思わせるオーラを発するように努めている。ホワイトハウスはそれを抑止力として役立てることができる。


2012年5月号
▲熾烈なネット工作の時代 pp.46-47
 クラウゼヴィッツは「戦争論」で、<戦争は面白ずくから始められることだってあるんだ>と指摘した。昭和16年の帝国海軍も、1950年の北朝鮮軍幹部にも、「オレたちは勝てるんじゃないか」という楽しい予感があったのだ。
 米国政府はどうも、経済制裁でいじめてやればイラン軍や(少し前の北朝鮮軍)が暴発して自滅戦争を始めてくれると期待していた節があった。
 北京は8年ほど前から<ネット工作隊>を育成して暗躍させている。フルタイムとパートタイム合わせて10万人を超える大組織。


2012年6月号
▲ICBMのハードル pp.50-51
 二国間の距離はユニークだ。だから、戦略ミサイルの射程の意義も国ごとに変わる。
 シナ、イラン、北朝鮮にとっては射程が11000キロメートルなければ自国からアメリカの権力中枢まで届かせられない。
 核兵器後進国の弾頭は、中共がそうだったように、原爆で1.5トン、水爆でも2.2トンになるだろう。
 過去に1-2トンの重量物を1万キロメートル以上投射できるロケットを開発したのは米露支仏日印の6カ国だけ。
 ペイロードと射程を両立させなければならないのだ。
 イランは(2009,2011、2012)と、3回も人工衛星を低軌道に上げた。しかし衛星重量は3回目でも50キロだった。
 北朝鮮のテポドン1号は弾頭重量は100キロ以下だったろう。原爆も2006年は核分裂が起きたのに2009年には核分裂が起きなかった。イランが順位を上げるかもしれない。
※2018年時点では、アメリカは北朝鮮よりイランを優先して対処しているように思える。


2012年7月号
▲機雷戦で「海禁」鎖国に逆戻り pp.46-47
 シナでは、漁船は有事に海軍に徴用され、特設掃海艇や機雷敷設船になる。2005年には演習までやった。
 しかし、シナ軍の機雷戦術は戦争が始まる前、つまり平時に機雷を仕掛け、リモコンやタイマーで活性化させようというもの。シナはロシア製の大深度機雷(水深2000mに設置可能で、音紋に反応してロケット式に機雷が上昇する)も購入したい。
 しかし、機雷戦が始まって一番困るのは中共とシナ経済のはずなのだ。


2012年8月号
▲政体転換闘争からの教訓 pp.46-47
 東條英機はシナからの撤兵を拒否した。国民総動員が続く限り、徴兵権を握る陸相は蔵相より権力が勝るからだ。
 筆者は「大日本国防史」を書いたとき、日本の政体転換闘争は古代からすべて公務員の生涯収入をめぐる闘争であったことを理解した。
※「クロスライン」はこの号で最終回。次の2012年9月号からはクロスラインは無く、「正論壁新聞」というコーナーができている。

2018-01-01 兵頭二十八

兵頭二十八氏の書籍、雑誌記事、ネット掲載物等
※なるべく時系列順に並べたつもりである。


兵頭二十八
昭和35(1960)長野市生まれ
昭和57年から2年間陸上自衛隊。
神奈川大学英語英文科卒。
東工大大学院博士前期課程(社会工学専攻)。
雑誌編集部員を経てフリー。
(正論平成19年4月号記事のプロフィール)


※正論クロスラインは別ページに移動した


兵頭二十八先生のお仕事
http://sorceress.raindrop.jp/osigoto/osigoto.html
up date
http://sorceress.raindrop.jp/siryou/up-date/up-date.html


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※以下の3点はCiNiiを検索していて偶然見つけたもの。記事タイトルから考えても兵頭氏の記事と思われるのだが、内容未確認。


「貧困社会」を考える 斉藤 浩
自由 27(5), p55-58, 1985-05


核戦争は何時起きるか (核戦争をめぐる大学生の主張<8月15日を迎えて>) 斉藤 浩
自由 28(9), p40-42, 1986-09


「民族的理性」研究のためのノ-ト-2-「五輪書」にあらわれた日本語的軍事理性を見直す 斉藤 浩
政治経済史学 (277), p76-89, 1989-05
※ヤーボー丼に収録
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創作雑話
http://sorceress.raindrop.jp/siryou/interview/spring-day/zatuwa.html
によると、大学生時代「世界日報」という新聞に寄稿していたらしい。
内容未確認。

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"A Plan To Deploy Nuclear Warheads in Japan"
by Nisohachi Hyodo, critic and author
Tokyo SHOKUN , Oct 96 pp 202-213
http://fas.org/nuke/guide/japan/missile/FBIS-EAS-96-227.htm


まぐまぐ 【武道通信かわら版】
2002 7/25 vol.53より
http://archives.mag2.com/0000036568/20020726093000000.html
https://web.archive.org/web/20160815145644/http://archives.mag2.com/0000036568/20020726093000000.html
「●「兵頭二十八の書いた雑誌・新聞記事の最も古いものは何か」という質問が
あるのでお答えします。」

兵頭二十八と別宮暖朗の往復書簡
http://ww1-danro.com/honbun-2/hyodoframeset.html
2003.9まで


後藤芳徳氏のメールマガジンにおける連載
https://web.archive.org/web/20090126181252/http://www.gotoyoshinori.com:80/028hyodo/post_40.html
※「勇気」をテーマにした連載。全12回で、幸いすべてウェブアーカイブに残っている。


兵頭二十八 "Podcast28 Mil News Blog"
https://web.archive.org/web/20101121001410/http://podcast28.blogzine.jp/milnewsblog/
※既に閉鎖。ウェブアーカイブに一部が残っている。2010年6月から2013年3月頃まで確認できた。「OCNブログ人」は2014年11月末でサービス終了。


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「放送形式」において、2006年1月から「古書摘録」が掲載されるようになった。
→書籍一覧は別ページ


読書余論
http://www.budotusin.net/yoron.html
有料配信は2006年7月から2018年5月分まで配信された。(バックナンバーは今でも購入できる)
2018年6月からは武道通信の掲示板にて毎月連載(無料で見ることができる)


-------------↓ここより日付が確定している単発WEB記事・書籍・雑記記事----------------


戦理研究序説―「対抗不能性」の概念を中心に
※兵頭氏が東京工業大学に1990年3月に提出した論文。「日本の防衛力再考」に収録されている。武道通信で購入できる電子書籍版にも含まれる。


日本の防衛力再考
銀河出版
1995年11月
http://archives.mag2.com/0000036568/20030610203000000.html
↑訂正
※武道通信で電子書籍(といってもPDFだが)版を販売している。解像度が低いので正直読みづらいが、安いのでそれでもいいという人は購入されるとよい。


ヤーボー丼―いかにして私たちはくよくよするのを止め、核ミサイルを持つか (Ginga war books)
1997年04月
※本文初出一覧
「米国を仮想敵国とせよ」(『SAPIO』96年6/26号)
「核兵備は避けて通れない」(同96年8/28・9/4合併号)
「日本は首都を北海道東部に移転し、沖縄を自衛隊の要塞に再整備せよ」(同96年11/27号)
「日本列島核兵備計画」(『諸君!』96年10月号、11月号、12月号)
※附録研究ノート初出一覧
「文明と地理的幸運」(『政治経済史學』1989年2月号)
「『五輪書』にあらわれた日本語的軍事理性を見直す」(同1989年5月号)
「東西二大軍事古典の旧解釈と新解釈」(同1989年9月号)


新潮45 1998年7月
「一億総キチガイ時代のナイスな刑罰「島流し」」 兵頭二十八


SAPIO 1999年05月12日号
「戦闘歌」が欲しくば「今様」の「第二国歌」を新作したらよい


新潮45 1999-11
「コジキとでも何とでも呼んでくれ」pp.74-77
 日本の医学者が論文を英文で投稿するときに表現が穏やかかどうかをチェックしたり、必要なら全訳も請け負うという会社がある。このような会社を利用することを恥じる必要はない。
 しかし恥ずべきなのは、誰も読まない雑誌(権威のランキングが五段階ぐらいある)であることをいいことに、あるのかないのか分からない新薬や治療法の効果をこじつけとしか思えない「統計術」で「有意」という結論にもっていく内容が結構ある。
 江藤淳は今年自決した。
 『諸君!』に斡旋してくれたのは福田和也。


「日本有事」って何だ「超カゲキ」VS「常識」問答 兵頭二十八
2000年2月4日
PHP研究所


諸君!2001-01
▲アメリカもやった「奇襲・特攻(SNEAK ATTACK)」--国家の存亡がかかれば、どこの国でも「悪党」になる。奇襲・特攻も日本の専売特許ではない (徹底検証「真珠湾」)
pp.74-83


「ニュースではわからない戦争の論理」
PHP研究所
2003年4月16日初版
※2013年にKindle(電子書籍)版が制作された。


「北の発言」という雑誌に記事が掲載されているようだが、内容未確認。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004343586-00
北の発言の出版時期は2003から2010年


正論 2006年4月号
「放置しておくのが一番」(特集 ニートは国を滅ぼすか?)pp.306-313


正論 2007年4月号
「平成軍学考 新聞では分からない中国衛星破壊実験、ホントの意味」 pp.122-129
 2007年1月12日に、シナは高度800-860キロのインド洋上で極軌道周回気象衛星「風雲1C」に対して四川省からロケットで打ち上げた飛翔体を衝突させ、破壊した。
 高度200キロ以下のデブリは大気摩擦で速度が低下して落下するが、高度300キロ以上のデブリは地球に落下するまで10年以上もかかる。
 2006年に、チベット人の行列をシナ軍が撃ち殺している動画がyoutube経由で流出。シナ人の捏造現実はこの時点で終わった。


「グリーン・ミリテク」が日本を生き返らせる!
2010.3.10
正誤表
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2010/03/#a001148
「 版元のメトロポリタン・プレスさんから直接郵送をお願いしてある先には今日・明日に『「グリーン・ミリテク」が日本を生き返らせる!』が届けられるかと思います。
 ミスプリや誤記が現在6箇所みつかっております。(毎度恐縮です。)」(以下略


ロボットは世界と医療をどう変えるのか ?
軍学者・兵頭二十八氏に訊く<PartⅠ> (2010.10.22)
http://www.risfax.co.jp/beholder/beholder.php?id=124
ロボットは世界と医療をどう変えるのか ?
軍学者・兵頭二十八氏に訊く<PartⅡ> (2010.10.28)
http://www.risfax.co.jp/beholder/beholder.php?id=125


米国対テロ戦争の主役に躍り出る「無人兵器」を軍学者が解説
2011.6.23
http://web.archive.org/web/20160125154721/http://www.excite.co.jp/News/world_g/20110623/Postseven_23442.html



地方紙はローカルニュースだけでよい
http://ironna.jp/article/996
(平成23年8月発行『誰も書かなかった「反日」地方紙の正体』より)



「廃憲論の是非」 兵頭二十八氏、中西輝政氏 2013.4
http://www.sankei.com/politics/news/130426/plt1304260063-n1.html


別冊正論 Extra.20 NHKよ、そんなに日本が憎いのか (NIKKO MOOK)
2013/12/16
「亡国の巨大メディア、NHKは日本に必要か」
※↓で読むことができる。
https://ironna.jp/article/970


[新訳]フロンティヌス戦術書 ー古代西洋の兵学を集成したローマ人の覇道
PHP研究所 2013年12月27日


兵頭二十八の防衛白書 2014
草思社
2014.7 1刷


[新訳]戦争論隣の大国をどう斬り伏せるか
2014年08月06日

隣の大国をどう斬り伏せるか 超訳 クラウゼヴィッツ『戦争論』
2016年02月17日配信開始


こんなに弱い中国人民解放軍 (講談社+α新書)
2015年3月24日
kindleあり


アメリカ大統領戦記1775-1783 独立戦争とジョージ・ワシントン[1]
2015年6月3日 草思社


核攻撃から日本人を守る5つの方策
https://ironna.jp/article/1788
2015年8月6日


『アジア遊学 189 喧嘩から戦争へ』勉誠出版(株) ISBN978-4-585-22655-0
2015-9-25発行
「喧嘩と戦争はどこまで同じ暴力か?」兵頭二十八 pp.6-14


よみがえる「九一式徹甲弾」大和は今も我々を守っている
https://ironna.jp/article/1959
2015年10月18日


本当は気が小さい中国人(ポスト・サピオムック)小学館 2015年11月9日
帝国陸海軍の二の舞いを避けるためにも「軍学」の復権を提唱する(初出:SAPIO 2003年9月3日号)


「地政学」は殺傷力のある武器である。
2016年2月26日
Kindleあり


新訳 名将言行録

名将言行録――乱世の人生訓
文庫版『名将言行録――乱世の人生訓』は6月第1週の発売です。 2016.5
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2016/05/#a001639
「※PHPから2008年に出した『新訳 名将言行録』(すでに絶版です)は新書フォーマットであったため総文字量の制約がかなりキツくて、192人全員を取り上げるために、全編にわたって不本意な割愛を余儀なくされていました。今回、テキストや改行を最初の草案に近い形に戻して、内容もやや見直し、改めて世に問うことができます。格段に読みやすく、また、面白くなりました。PHP文庫です。」


Voice 2016年06月号 
「同盟は米国製のフィクションだ」


雑誌「SAPIO(サピオ)」2016/08月号(2016.7.4発売)
戦術 日本単独で「核武装国」中共を壊滅させる秘策あり/兵頭二十八
※その後記事はネットに掲載された。↓
日本単独で「核武装国」中国を壊滅させる秘策は機雷 2016.8
http://www.news-postseven.com/archives/20160801_429394.html


兵頭二十八の防衛白書2016
2016年8月発売
※『兵頭二十八の防衛白書2016』の訂正。↓
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2016/08/#001687


「戦争のプロ」ではなかった旧日本陸軍、餓死者が続出した大戦の真実
https://ironna.jp/article/3828
2016年8月15日


現代の軍学者が分析した真珠湾攻撃「失敗」のナゾ
https://ironna.jp/article/4869
2016年12月27日


日本の武器で滅びる中華人民共和国 (講談社+α新書) 2017年1月発売
※http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/01/#a001755 初版12000部らしい。
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/02/#a001777 5刷


SAPIO 2017/2号
「日本の防衛費は倍増し 自衛隊「無人ロボット化」計画が始まる」pp.36-37


アメリカ大統領戦記1775-1783独立戦争とジョージ・ワシントン2
草思社
2017年2月16日発売


「日本の兵器が世界を救う: 武器輸出より武器援助を!」
徳間書店
2017.2.25発売
※電子書籍(Kindle)あり。


WiLL 2017年03月号
「挑発する習近平必ずやり返すトランプ」


SAPIO  2017年5月号 2017.4.4発売
「自衛隊は荒ぶる中国に向けて「合法的弾道ミサイル」を配備せよ!」
※ネットに掲載された↓
合法的対艦弾道弾発射できれば中国空母の封じ込め可能 2017.4
https://www.news-postseven.com/archives/20170421_508495.html


トランプが「北朝鮮攻撃命令」を出すタイミングはここしかない!
※寄稿文を書き上げたのが4月14日とある。
https://ironna.jp/article/6309
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/04/#001810
「 ※注記。産経の『いろんな』に掲載された文章は、著者であるわたしの同意なく勝手に内容を変えられているものなので、削除を要求しています。」


WiLL 2017年07月号
「水軍化した陸上自衛隊が日本を救う」


VOICE 2017年8月号
「中国五大戦区の秘密」
●「米国がとにかくいちばんだ」と盲信
●米国「コマンド」と中共「戦区」の大きな違い
●中共海軍と海警は、ますます調子に乗るはず
●陸上自衛隊の「水軍」化と、対「海保」連携が必要


 ■ テレメトリーによる起爆シミュレートがなかったということは、北鮮技師にも何km飛ぶのかは事前に分からなかったのだ。  2017.9
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/09/#001885
「 ※謹告。兵頭版白書は今年は出ません。あのシリーズは3号で終わりました。今後は1テーマにこだわった国防トピックス本をいろいろな版元から出して行きます。次の最新刊はまずかねてから約束をしている飛鳥新社の懇意の編集者さんに原稿をお見せするつもりですけれども、自衛隊の欠点を論ずる本でありながら著者の関心がAIとシンギュラリティの未来に集中しているので、このおもむきが同社の中枢から敬遠されてしまった場合には、あらためて他社へ売り込むことになるでしょう。いずれにせよ革新的な本になるのでご期待ください(北鮮核ミサイル絡みの話もこの中に集約できると思います)。『大統領戦記』シリーズも、とうぶんお休みです(Vol.2で事実上の完結の可能性が濃厚です。これはまったく著者の調査力=視力の制約が原因です)が、草思社さんへは来年に、新規な軍事系の1テーマ本を提案するつもりです。毎回すばらしい編集をしてくれる徳間書店さんからももっと立て続けに出したいんですが小生の生産力に限りがあるため(と同時に小○左○の悪口を徳間で書くわけにもいかないため)、次の企画提案は来年になってしまうでしょう。とりあえず10月第一週の水爆級の新書(講談社)をお楽しみに! 」


東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる (講談社+α新書)
2017.10.4
日本で最初に攻撃を受けるのは横須賀だ!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/217398


VOICE 2017年10月
「大型ドローンで領海を守れ」兵頭二十八
●果もなく続く空母量産
●難民の前に「強盗漁船団」がやって来る!
●トマホークミサイルに代わるもの
●陸自を《水軍》化するしかない
●汎用電磁カタパルトを開発せよ


日本史の謎は地政学で解ける 祥伝社 2017年11月10日 初版
※↓訂正あり。
 ■ 日本も海保が「洋上抑留場」となる中古客船をチャーターできる仕組みを整えておくと、次の半島有事に便利だろう。 2017.11
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2017/11/#a001923
 謹告。『日本史の謎は地政学で解ける』の訂正について。
 ほとんどの要訂正箇所は2刷で直っているのですが、なぜか2箇所、わたしの指示に反して直されていないところがあります。
 まずp.122のうしろから4行目、(しかも、~~ きわめて高い) とある文は編集者氏が挿入した一文で、わたしはそんなこと書いてませんので、読者の方でここを削除してお読みください。
 もうひとつは、初版のp.153のうしろから5~4行目、行長・清正の二名が~~偶然ではない。 とある一文です。これも同様で、わたしはそんなこと書いてませんので、読者の方でここを削除してお読みください。


Voice 2017年12月号
「なぜ私は核武装論をやめたか」兵頭二十八
※Kindle版あり
●我が国の核をめぐる論争
 2003年5月22日にニューヨーク・タイムズ紙に核武装論についてのインタビュー記事が掲載された。
 2006年10月に北朝鮮が第一回の核実験を挙行した。
 筆者は考える。我が国のネックは「近代法哲学」にある。2006年の12月に出した「日本有事」を最後に核武装ロードマップについて論ずるのはやめた。
 2008年10月から2009年前半にかけての「田母神論文」騒動が筆者の懐疑を決定的にした。詳しい批判は雑誌「国体文化」2010年2月号でやった。
●憲法以前に存在する「近代精神」
 資格のない者が核を持っても地域が不安定化するだけなのはパキスタンを見ればわかる話。
 福島第一原発事故が発生しても、ペントミック師団として予算を優遇されていた陸上自衛隊第7師団は救難に向かわなかった。
●真性の核弾頭以外の「報復」オプション
●在韓米軍が日本の「最小武装」路線を可能にした


月刊正論2018年1月号 12月1日発売
北のミサイル 日本国民はここに備えろ!  兵頭二十八


「AI戦争論」
飛鳥新社 2018年4月10日
※本書は時限再販である。


空母を持って自衛隊は何をするのか: 朝鮮半島危機後の安全保障を再考する
2018年5月29日


「スリーパーセル」が日本を破壊する(仮)
PHP 新書 2018.8予定


ニコニコ生放送
兵頭二十八×篠田英朗「AI,核,空母…朝鮮半島危機後の安全保障」
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315651448
2018.9.28
↓放送前半のアーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=i2JYu_wk864


米中「AI大戦」
並木書房 (2018年12月19日発売予定)


日韓戦争を自衛隊はどう戦うか
2019年4月10日